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秋田の伝統「500歳野球」 今年も超人たちが集結 予備軍でも「350歳」 あれっ柳葉さんも?

withnews 9/27(火) 7:00配信

 「500歳野球」をご存じですか? 敬老の日に合わせて秋田県大仙市で開催される大会で、1979年から続いています。オーバー500歳が条件で、若手を入れるとその分、ベテランを入れないとダメ。電卓片手にメンバー選びをする独特のルールです。「500歳野球は秋田が誇るスポーツ文化」。有名なあの俳優も、元気いっぱいにプレーしていました。(朝日新聞スポーツ部編集委員・安藤嘉浩)

【画像】「1番ショート柳葉―」 55歳には見えない!柳葉さんの球さばき

「みんなでワイワイやるのが楽しいの」

 1番ショート柳葉―。

 場内アナウンスとともに右打席に入るのは俳優の柳葉敏郎さん(55)です。「刈和野新和会」の背番号3。初球を打ったものの、ショートゴロに倒れました。一塁ベースを駆け抜けた後、苦笑いでベンチへ戻っていきます。

「毎週集まって練習してんだ。まあ、地元の飲み仲間だから、みんなでワイワイやるのが楽しいの」

 柳葉さんは出身地でもある同市在住。この大会に出場するのは5回目だそうです。大会第2日(18日)の2回戦。三回の第2打席では右中間へ鮮やかな二塁打を放ち、二塁ベース上で満面の笑みを浮かべてガッツポーズをしました。

「笑顔のため、ケガをしないため、一生懸命やるんだ。500歳野球は秋田が誇るスポーツ文化。その仲間に入れさせてもらい、最高に幸せなんだよね」

「全員が55歳だと5歳足りない計算」

 この大会は出場選手9人の合計年齢が500歳以上でなければなりません。同市教育委員会の伊藤優俊・スポーツ振興課長によると「全員が55歳だと5歳足りない計算」になります。

 50歳になる学年(今年は67年4月1日以前生まれ)から出場できますが、若い選手(49歳)を起用すれば、同時に年齢が高い選手も出場させなければならないので悩ましいです。ベンチでは電卓が必需品になります。

 グラウンドは学童野球サイズ。投球板―本塁16メートル、塁間23メートルで、外野は両翼75メートル、中堅85メートルにネットフェンスを設置します。

 「軟式野球だけど、けっこう本塁打も出る。うれしいんだ、これが」と伊藤久・神岡野球連盟会長(68)。旧神岡町(現大仙市)の職員として、大会創設時から運営に携わってきました。

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最終更新:9/27(火) 7:00

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