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【マーリンズのエース事故死】自らボート運転か 本拠地の試合、イチローのセレモニー中止

東スポWeb 9/26(月) 11:44配信

【フロリダ州マイアミ25日(日本時間26日)発】レギュラーシーズン最終盤のメジャーに衝撃が走った。今季16勝のマーリンズのエース、ホセ・フェルナンデス投手(24)が25日未明、ボート事故で死亡した。この悲劇によりチームは本拠地でのブレーブス戦の中止を決定。試合前に行われる予定だったイチロー外野手(42)の3000安打を祝福するセレモニーも取りやめになった。

 マイアミは早朝から悲しみに包まれた。24日(同25日)のブレーブス戦後、フェルナンデス投手は、知人2人とともに32フィート(9・8メートル)のボートに乗船して出港。南から北へ航行中、マイアミビーチ付近の岩礁に激突したとみられる。湾岸警備隊が転覆したボートと3人の遺体を発見、うち一人がフェルナンデス投手と判明した。沿岸警備隊は「逆さまになって防波堤に乗り上げたボートを発見したのは午前3時過ぎ。ボートはフェルナンデスの所有で、運転していたのも本人と思われる」と発表した。

 正午過ぎから行われた会見でサムソン社長は「球団の気持ちを表現する言葉もない。ホセは我々がドラフトで指名した時からひとかどの人物だった。彼の家族やもうすぐ生まれてくる娘さんを思い祈りをささげたい」と声を絞り出した。選手を代表したプラードは「とてもつらいことだ。我々はロボットではなく人間だ。プレーしなければならないし、プロフェッショナルにならねばならないことはわかっているが、痛みは大きい。今はとても難しい」と涙をこらえて語った。イチローらナインは沈痛な表情で聞き入った。

 フェルナンデス投手は15歳の時、キューバから家族とともに亡命。2011年のドラフト1巡目14位でマーリンズから指名され、13年に12勝6敗でナ・リーグ新人王に輝いた。14年に右ヒジの通称トミー・ジョン手術を受けたが15年7月にメジャー復帰。今季は開幕からローテーションを守り、16勝8敗、防御率2・86。イチローへの尊敬の念を何度も口にしていた。メジャーを背負う存在と期待されていた。

 本来ならこの日に先発予定だったが、プレーオフ出場の可能性が低くなったことから若手にチャンスを与えるため、24日(同25日)に26日(同27日)のメッツ戦に変更された。当初の予定のままならボートに乗っていなかった可能性もある。

 あまりにも早過ぎるエースの死。ナインは悲しみの中、レギュラーシーズンの残りを戦う。

最終更新:9/27(火) 13:34

東スポWeb