ここから本文です

先週の中国株式市場 - 上海株 反発 元高などを好感も上値はやや限定的-

ZUU online 9/26(月) 18:40配信

■先週の中国株式市場

上海株 反発 元高などを好感も上値はやや限定的

◆先週の概況

先週の中国株式市場は上昇しました。上海総合指数は週間で1%高となったほか、ハンセン指数も1.5%高と反発しました。

買いが先行した上海総合指数は週前半に75日移動平均線を挟んで揉み合う展開となりましたが、22日に米FOMCでの利上げ見送りを背景に人民元対ドルレートが元高に振れたことなどが好感され大きく上げました。週末にかけて利益確定売りが出て小幅に反落した上海総合指数は、結局週間で1%の上昇に留まっています。

■香港ハンセン指数採用銘柄 週間騰落率ランキング

◆上昇

中国国内石炭の価格高騰を受けて、石炭大手のシェンホアエネルギー(中国神華能源・01088)が週間で8%近く上昇しました。また、政府による監督強化にもかかわらず、中国の一部都市の不動産価格上昇を受けてチャイナオーバーシー (中国海外発展・00688)やリソーシズランド (華潤置地・01109)といった不動産株が揃って大幅に上昇しました。

また、原油価格の大幅上昇が好感されシノペック (中国石油化工・00386)といったエネルギー株も大きく買われました。さらに、仮想現実(VR)や人工知能(AI)などの領域に参入することで広告事業などの一段の増益に繋がるとの見方が広がり、インターネットサービスのテンセント (騰訊控股・00700)が週間で4%高と上場来高値を更新しました。

◆下落

米FOMCでの利上げ見送りを背景に香港地場銀行最大手のバンクイーストアジア (東亜銀行・00023)や銀行のBOCホンコン (中銀香港・02388)が週間で8%近く下落しました。また、8月の中国からの訪問客が減少したことが嫌気され、カジノのサンズチャイナ(金沙中国・01928)やギャラクシー・エンターテインメント(銀河娯楽・00027)が揃って大幅に下げました。

さらに、ディフェンシブ銘柄とされる食品メーカーのティンイー (康師傅・00322)や中国乳製品メーカーのモンニュウデイリー (蒙牛乳業・02319)なども売られました。

■先週発表された主な経済指標

特に重要な経済指標の発表はありませんでした。

■今後発表される主な経済指標

◆9月30日 財新(Caixin)中国製造業PMI 9月 市場予想 50.1 前月 50.0

9月30日の10時45分発表予定の9月の財新中国製造業PMIは、50.1と8月から小幅な改善が見込まれています。

◆10月1日 中国製造業PMI 9月 市場予想 50.5 前月 50.4

政府発表の9月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が日本時間10月1日の10時に発表される予定です。市場では50.5と8月からの小幅な改善が予想されています。

林宇川(TonyLin)
マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部

最終更新:9/26(月) 18:40

ZUU online