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Windows 10のサポート期間が変更、一体なぜ?

ITmedia エンタープライズ 9/26(月) 8:42配信

 こんにちは。日本マイクロソフトでWindows 10の技術営業を担当している山本築です。Windows 10も8月2日にAnniversary Updateを公開し、リリースから1年を迎えました。Anniversary Updateを反映したカタログも完成しましたので、導入を考えている方は、ぜひご覧いただければと思います。

【画像:「Windows 10」新バージョンリリースのタイミング】

 この1年間で多くの法人のお客さまからのフィードバックもいただき、Windows as a Serviceをより良いものにするために、尽力しているところです。

 Windows 10のサービシングモデル「WaaS(Windows as a Service)」もリリースから1年がたち、さまざまなフィードバックを反映してサポート期間を一部変更することになりました。今回はその変更点も含むWaaSの最新情報についてお伝えします。

●Windows 10のサポート期限が変わる?

 従来のサービシングモデルでは、CBB(Current Branch for Business:企業向けモデル)は約8カ月でサポートを終了するとアナウンスしていました。これは、約4カ月ごとにWindows 10の新バージョンがリリースされるという前提で、CBBのサポートポリシーが「世の中に出ている、2世代分にパッチを適応する」というものであるためでした。

 しかし、お客さまからフィードバックをいただいたこともあり、今後は年に2回のペースでWindowsのメジャーアップグレードをリリースしていく方針となりました。「世の中に出ている、2世代分にパッチを適応する」という、CBBのサポートポリシーはこれまでと変わりません。現在のところ、次期バージョンの具体的なリリース時期は分からないため、サポート期間が何カ月と断定できませんが、下記の図のようなイメージとなります。

 もし仮に、2017年の春に次期OSがリリースするとすれば、その約4カ月後にCBBがリリースされるので、その際に1511(November Update)のCBBにおけるサポートが終わります。つまり、クオリティアップデートと呼ばれるセキュリティ更新プログラムを含むサポートは提供されなくなります。

 ですが、お客さまとお話しする中で、最新のCBBがリリースされても60日間はサポートを続ける――いわゆる「移行猶予期間」を設けることになったのです。

●「1つ飛ばしでバージョン移行」が容易に、ただし……

 移行猶予期間を設けることにしたのは、お客さまから出てきた「1つ飛ばしでOSのバージョンを移行したい」という声に応えるためです。60日間の移行猶予期間ではクオリティアップデートも提供しますので、この期間で移行を終わらせれば問題ありません。

 ただし、注意すべき点もあります。

 多くの企業の方とお話ししていて気付いたのですが、Windows 10の展開計画を作成する際、1つ飛ばしのバージョンしか考えないものとしてスケジュールを引いているケースが多いのです。

 これは意外とリスキーな考え方で、飛ばした先のOSでお客さまのアプリケーションとの互換性に問題が生じてしまった場合など、OSの展開ができなくなる可能性もあります。1つ飛ばしのOSでのみ展開する計画を立てる際には、間のCBBでも限られたアプリを検証したり、CB(Current Branch:主に個人向けに提供される最新化モデル)でも検証作業を行ってみるなど、より素早い動きが必要になるでしょう。

 「Windows TechCenter」には、アプリの互換性をまとめたガイドブックもありますので、ぜひ検証の際にご覧いただければと思います(参照リンク内の「Windows 10 互換性ガイドブック」)。マイクロソフトは今後もユーザーの皆さまのフィードバックを反映し、より良いWindows 10になるよう開発者とともに尽力していきます。ご意見があれば、ぜひ私たちまでお寄せいただければと思います。

 次回は8月2日の「Anniversary Update」でリリースした機能「Windows Defender Advanced Thread Protection」をご紹介します。標的型攻撃に遭ってしまったという際に大切な“いち早く検知し、いち早く対処する”を実現する新機能です。お楽しみに。

最終更新:9/26(月) 10:47

ITmedia エンタープライズ

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