ここから本文です

DOESをデビュー当時から知るスタッフが思い出と共に活休前ラストライブを観る【ライブレポート】

M-ON!Press(エムオンプレス) 9/26(月) 17:19配信

DOES 10th Anniversary Live「Thanksgiving!」in AKASAKA BLITZ
2016年9月18日@赤坂BLITZ

【詳細】他の写真はこちら

9月1日、突然の活動休止を発表し、本ライブが活動休止前のラストライブとなったDOES。MUSIC ON TV!(エムオン!)スタッフが、デビュー当時から追いかけてきた彼らのラストライブをどう観たのか。出会った当時、2006年の対バンツアー「鹿と穴」のドキュメント番組の映像と共にお届け。

TEXT BY 松井 亮(MUSIC ON! TV)
PHOTOGRAPHY BY 新保勇樹

9月18日、赤坂BLITZ、曇天。そうか、もうあれから10年経つのか。初めて彼らの音源に触れたのは番組制作をある程度任されるようになった頃。

申し遅れました、私はMUSIC ON! TV(エムオン!)という音楽チャンネルに勤務しております松井と申します。よくMTV JAPANと間違われるのですがそれはどうでもいいですね。

デビュー当時より彼らの音楽を紹介させてもらった縁でライブレポートさせていただきます。でも音楽評論家とかではないので、ここから先はただのDOES好きなオッサンのエッセイだと思っていただければこれ幸いです。

出会い。ある日、所属事務所から「ステンレス」のサンプル盤が届いた。「ドエス? ダズ?」バンド名の読み方がわからなかったのはここだけの話である。

CDを聴くとすぐ、ものすごいノイズの嵐。一発で彼らを好きになってしまった。

そしてメジャーデビューするタイミングでアナとの九州ツアーに密着する企画があり、彼らとの繋がりが生まれた。彼らに対する思い入れだけは半端ない。今回はこっそりその時の映像をちょっとだけアップする。

彼らの第一印象は

・氏原ワタル(vo、g)…アーティスティックで近寄りがたい。

・赤塚ヤスシ(b)…飄々としているが実は頑張り屋。

・森田ケーサク(ds)…バンド内でいちばんの歳下ということもあり、いろんなことを言われる人。

収録などを通じて彼らと接するうちにそんな印象は変わり、つまるところ全員ナイスガイなのであった。

あれから10年。

そして迎えたライブ当日。

曇天。

入場のSEが初期に使用されていた曲だったのでまさかと思ってたら……。「ステンレス」からの「ウォークマン」。この時点で2回泣いてしまった。

ライブ後にワタルくんに「なんでステンレスから始めたの?」と聞いたら、「この曲が原点だし自信があるから」と言っていたなぁ。

ショートMCでワタルくんは「まだ数曲しかやってないのに泣いとる人がいるな。まだまだこれからだよ!」と。そうなんだけど泣かせるねぇ。

そして次々と繰り広げられる演奏に彼らとの繋がりを思い出してしまった。

1曲ずつ感想述べてもつまらないと思うし、やり始めると小説1冊くらい書けるので割愛。

ライブは2部構成となっていて、中盤では以前サポートしていたオサム(g、cho)も参加。オサムちゃんがワタルくんに褒められてるの初めて見たかも。ワタルくんが「10年間ライブやってきたけど今日がいちばん楽しい! 今を生きて、今をみんなと一緒にいられることに感謝します」とMCして「今を生きる」で第1部が終了し、懐かしい写真のスライドショーが始まる。グッとくるなぁ。

第2部ではヤスとケーサクが何故か抱き合ったり、ケーサクが最近“ジョー”と呼ばれていることが発覚したり。アコースティックギターに持ち替えて「チルアウトタイムだから座れる人は座って」と無茶ブリしたり。みんな笑顔で演奏していたのが印象に残っている。

アンコールにて。

ワタル 俺、10年で115曲も作ったんだって(後ろを向いて、Tシャツの後ろに書かれた曲名一覧を見せる)。

お客さん 働き者ー!!

ワタル でも、DOESで出したのは116曲。1曲だけヤスが作った曲が入ってるから後でウォーリーを探せみたいに探してみて。

とやり取りする一場面も。とにかく全36曲、合計3時間30分と駆け抜けた彼らの赤坂の夜は最高だった。

関係者も今回のライブがいちばん良かったと断言した赤坂BLITZ。カメラがいっぱい入ってたし、きっと映像を観るチャンスはあるはず! 私も観たいです!

兎にも角にも素晴らしいライブ。集大成と言うのは上から目線で嫌なのだが、あの夜の彼らはやりきった。満員の赤坂BLITZを観ていて、彼らは愛されてるんだなと再確認し、ホッとした。ライブ後にメンバーと話してもファン、関係者への感謝しかないとの言葉が。

しかし、私的にはいろんなところに連れてってくれたし、こちらこそ感謝の気持ちしかない。

国民的なバンドとして成功したかどうかはわからないけれど、この10年間、僕の通勤、仕事中、出張の移動時などでいつも彼らの音楽が流れていた。心の底から、それこそ胃袋の底からありがとうと言いたい。

彼らと過ごした数々の現場、絶対に忘れない。

すべての終わりはすべての始まり。

彼らは名前を捨てた。

それでも 彼らに明日は、来る。

◆SETLIST

[第1部]
01.ステンレス
02.ウォークマン
03.戯れ男
04.赤いサンデー
05.バスに乗って
06.ダンス・イン・ザ・ムーンライト
07.ワンダー・デイズ
08.色恋歌
09.三月
10.黒い太陽
11.ユリイカ
12.夜明け前
13.わすれもの
14.ライカの夢
15.僕たちの季節
16.S.O.S.O
17.紅蓮
18.今を生きる
[第2部]
19.晴天
20.カリカチュアの夜
21.刹那
22.ロッカ・ホリデイ
23.ジャック・ナイフ
24.君の好きな歌
25.ハッピー・エンド
26.陽はまた昇る
27.ヘイヘイヘイ
28.レイジー・ベイビー
29.修羅
30.KNOW KNOW KNOW
[ENCORE 1]
31.サブタレニアン・ベイビー・ブルース
32.世界の果て
33.ロックンロールが死んで
[ENCORE 2]
34.曇天
35.バクチ・ダンサー
36.明日は来るのか

最終更新:9/26(月) 17:19

M-ON!Press(エムオンプレス)