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[インタビュー]平昌五輪組織委員長「国民の参加が必要不可欠」

聯合ニュース 9/26(月) 16:30配信

【ソウル聯合ニュース】2018年に韓国北東部の江原道・平昌で行われる冬季五輪の開幕が500日後に迫った。平昌五輪組織委員会の李熙範(イ・ヒボム)委員長の活動も活発だ。大会を成功させるため、経済界での豊富な経験と人脈を生かしスポンサー企業の確保に努めてきた。また、平昌に続き2020年に東京夏季五輪、22年に北京冬季五輪も控えていることから、韓中日の五輪組織委員長による会合の定例化を提案し3カ国の協力を具体化するなど、外交活動にも積極的に取り組んでいる。

 李氏は26日、聯合ニュースのインタビューに対し、すべての準備が計画通り順調に進んでいると説明した後、「大会を成功させるには国民全体の関心と声援、積極的な参加が必要だ」と促した。

 以下、李氏との一問一答。

――開幕まで500日となった。全般的な準備状況は。

「500日は長い時間ではなく、大切に、効率的に使うべきだ。リオデジャネイロ五輪が終わり、スポーツ関係者の関心は平昌五輪に集まっている、今年初めからテストイベントを進めており、平昌五輪はカウントダウンが始まったといえる。

 競技場や大会関連施設、宿泊、輸送、交通などのハードウエアと大会運営能力を高めるためのソフト面は、それぞれ計画に基づき順調に進行している。六つの新設競技場は年末にはほぼ完成する。大会を成功させるための重要な要素であるボランティアにも国民が強い関心を持っており、6万9000人以上が参加を申し込んだ」

――リオ五輪の現場を見て、感じた点は。

「最も目についたのは、低コストでも大きな効果と感動を引き出せることを示した開会式だった。また、開幕直前まで安全問題が取り沙汰されたが、開催期間中には大きな事故が無かった。ブラジルが各国の情報機関と情報を共有し、テロ防止と安全に積極的に対応したためだ。そうした点はわれわれも学ばなければならない。ただ、ボランティアなどの運営では問題点もあらわになった。ボランティアの25%が大会初日に姿を見せず、外国語などの教育が不十分で観客の移動を適切に誘導できなかった。五輪は総合エンターテインメントだ。(平昌五輪が)モットーに掲げた『経済・文化・環境・平和五輪』を実現させるには、食や見どころ、輸送、宿泊などで幅広く下支えする必要がある」

――平昌五輪の基本精神の一つが平和五輪だ。北の大会参加をどう見込むか。

「常に言ってきた通り、平昌五輪は国際オリンピック委員会(IOC)加盟国すべてに開かれている。北も変わりはない。平和を愛する国ならば参加する義務がある」

――大会を成功させるにはマーケティングが重要だ。五輪開催費用の40%をマーケティング活動で賄うという目標を立てたが。

「スポンサーシップの目標額は9400億ウォン(約860億円)だ。個人的には1兆ウォンまで引き上げる計画だ。目標達成を目指し、自分の人脈を120%活用している。大企業だけでなく、中小企業、食堂や製菓店などの代表にも会っている」

――韓国国内ではまだ平昌五輪に向けた盛り上がりが不十分とされる。全国民の関心を引くためにどのような準備をしているか。

「平昌五輪の成功には全国民の関心と声援、積極的な参加が欠かせない。マスコット『スホラン』と『バンダビ』を今年7月に発表し、さらにリオ五輪を通じ世界中に紹介し、広報館も運営して『次は平昌だ』というメッセージを発信している。国内の五輪ムードを盛り上げるため、ソウルや釜山、光州など主要都市と人が多く集まる場所で、マスコットによる広報キャンペーンを展開する予定だ。平昌五輪を体験できる場を全国に拡大し、メディアを通じ広報大使が大会をアピールする。国民も韓国のプライドをかけ、五輪に積極的に参加してほしい」

最終更新:9/26(月) 16:40

聯合ニュース