ここから本文です

「永い言い訳」西川美和が本木雅弘や池松壮亮との撮影エピソード披露

映画ナタリー 9/26(月) 12:42配信

監督作「永い言い訳」が10月14日に封切られる西川美和が、9月25日に東京・青山ブックセンターで行われたトークイベントに出席した。

【この記事の関連画像をもっと見る】

西川が手がけた同名小説を原作とした「永い言い訳」は、妻の事故死に悲しみを感じられずにいる作家が、同じ事故で母を失った兄妹とその父親との交流を通して変化していくさまを描いた人間ドラマ。本木雅弘、竹原ピストル、藤田健心、白鳥玉季、池松壮亮、黒木華、山田真歩、深津絵里らが出演に名を連ねる。

「(小説は)予算や時間の制限など、現実的なことを心配する苦労がなかった」と、小説の執筆と映画製作の違いを語る西川。そして自身の師である是枝裕和とのエピソードを「プロデューサーからはシーンをカットするよう言われることも多い中、是枝さんに見せると大抵シーンが増えてしまうから、製作陣からは『見せないで!』って言われるんですよね(笑)」と明かし、「小説で描いた人物が、生身の人間によって演じられることに関してどう思うか?」という質問には「私には決して書けないような言葉が、生身の役者たちが演じると出てくるんです。自分以外の人々との共同作業によって、自分の中から生み出したものを超越することにうれしさを感じました」と答えた。

イベントでは、本木扮する作家のマネージャー役を務めた池松について言及する場面も。当初は、池松は34歳で2人の子持ちという役柄を演じるには若いと感じたものの、実際に会ったときに内面が成熟している印象を受けたことや、過去の出演作を観た際には俳優としての凄味を感じたことから起用につながったという。西川は「池松さんは普段あまりお話しされない方なんですよ。私は本当は池松さんと話したかったのだけれど、同じシーンに登場している本木さんがすごく話しかけてくるのでそのケアが忙しくて……(笑)」と撮影時を振り返って笑いを誘う。そして最後に「『永い言い訳』は、本当に時間をかけて細部にわたり丁寧に作りました。小説を読んでいる人も、もう一度読んで楽しんでいただきたいし、映画もぜひ劇場で観てほしいです」とコメントしてイベントを締めくくった。



(c)2016「永い言い訳」製作委員会

最終更新:9/26(月) 12:42

映画ナタリー