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VR向けにマイナーチェンジしたGTX 1060カードが反応上々

ITmedia PC USER 9/26(月) 14:09配信

 先週、複数のショップが注目株に挙げていたのはMSIのGTX 1060カード「GeForce GTX 1060 ARMOR 6G OCV1」だ。2016年7月に登場した「GeForce GTX 1060 ARMOR 6G OC」のマイナーチェンジモデルで、価格も引き継いで税込み3万7000円弱となる。

【アキバ店頭の様子】

 GeForce GTX 1060 ARMOR 6G OCとの主な違いは出力端子にある。元のDVI×1基、HDMI×1基、DP×3基に対して、OCV1はDVI×1基、HDMI×2基、DP×2基となっている。そのほか、基板の長さが279mmから275mmに短くしてあるのも変化点だ。

 TSUKUMO eX.は「HDMI端子が2つになったことで、HDMI端子接続のディスプレイにつなぎながらVRヘッドセットが使えるようになりました。HDMI端子が2基あるGTX 1060カードは意外と少ないので重宝がられていますね」と話す。

 VR向けの改良が奏功しているわけだが、少し前までは「VR用ならGTX 1080/1070」という声が大半だった。その需要がGTX 1060カードにまで広がっているところに、本当のヒットの鍵が隠されているようだ。

 パソコンSHOPアークは「10月に登場するPSVRもそうですが、少し前にあった『アダルトVRエキスポ2016』の反響も少なからずあるかと思います。ここにきてVRに興味を持つ層が広がっていて、『ハイエンドまでは手が出せないけれどVRがしたい』という人に注目されているんじゃないでしょうか」と分析する。

 また、ドスパラ パーツ館も「PSVRよりも上の環境を目指したいけれど、そこまでの予算は出せないという人にはGTX 1060カードが入門的な存在になっているのを感じます。性能だけでみたらGTX 1070以上を選ぶのがいいと思いますけど」と同様の空気を感じている様子だった。今後のさらなる盛り上がりに期待したいところだ。

●M.2 NVMe SSD人気の過熱で、専用ヒートシンクも売れ切れ連発状態に

 トレンドの過熱を感じさせる動きはもう一つ、1カ月近く新製品ラッシュが続いているM.2 NVMe SSDにもあった。

 オリオスペックでは、M.2 SSD用のヒートシンク「kryoM.2 PCIe 3.0 x4 adapter for M.2 NGFF PCIe SSD, M-Key with passive heatsink」と「kryoM.2 PCIe 3.0 x4 adapter for M.2 NGFF PCIe SSD, M-Key with water block」を先週初頭に入荷したものの、予想を上回るペースで売れており、週半ばに再入荷が実現したものの週末までに品切れになったという。税込み価格は順に4298円と8618円。

 いずれもaquacomputer製のヒートシンクで、同梱のPCI Express x4接続のアダプタにSSDを挿したうえでクーラーで覆う作りとなっている。対応するのはtype-2280/2260/2242の3種類。「passive heatsink」はファンレスの空冷ヒートシンクを同梱しており、「water block」のほうはG1/4コネクションに対応するブロックがセットになっている。

 同店は「M.2 NVMe SSDは結構発熱しますし、M.2スロットの場所によってはうまく排熱できないこともあります。あまりに熱がこもるとパフォーマンスも目に見えて落ちるので、スペースを確保してしっかり冷やせるこれらのモデルに注目が集まったのではと思います。品切れ中のいまも問い合わせを何件もいただいていて、反響の大きさに驚いています」と話していた。

●全高60mmのザルマン製静音CPUクーラー「CNPS8900 Quiet」が登場

 そのほか、ザルマン製CPUクーラーのブーム復活を期待する声もちらほら聞こえる。ザルマンは2014年初旬から新製品の投入が途切れ、同年11月に本社のある韓国で更生手続きの申請を行うなど苦難が続いていた。しかし、2016年7月に「CNPS9800 MAX」(税込み6000円前後)を投入して以来、再販モデルの投入も進んでおり、アキバ全体で同社のロゴを目にする機会は増えてきた。

 先週も全高60mmのトップフロー型CPUクーラー「CNPS8900 Quiet」を投入し、ベテラン店員たちから注目を集めていた。価格は5000円弱だ。

 ただし、売れ行きが上向くのはこれからとの声が多かった。某ショップは「昔からの自作ユーザーにとってはトップフローファンを囲んだ円形フィンをみたらザルマンの文字が浮かびますが、2年のブランクがあると新規のお客さんも多くなるので、ピンと来ない人も少なくありません。まあ、ブランドの威光はかすんでいますよね」と冷淡に語る。

 そのうえで「もともと実力のあるメーカーだけに、経営が安定して長い目でみれば復活すると思います。がんばってほしいですね」と個人的なエールも送っていた。

●リード3200MB/秒のM.2 NMVe SSDや外排気のELSA製GTX 1080カードなど

 ストレージの注目株は、先々週末に登場したSamsungのM.2 NVMe SSD「SM961」シリーズ512GBモデルだ。シーケンシャルリード3200MB/秒、ライト1700MB/秒の高速モデルで、税込み価格は4万円前後。

 入荷したテクノハウス東映は「他のM.2 NVMe SSDより一段高速ですが、そのぶん高価なのでまだ売れ行きには結びついていないところがあります。ただ、容量に余裕を持たせた高速なブートドライブを求めるなら魅力的なモデルですし、狙っている人は少なくなさそうですね」と話していた。

 グラフィックスカードは、エルザから外排気クーラーを採用したGeForce GTX 1080カード「GeForce GTX 1080 8GB ST」が登場している。税込み価格は9万5000円前後。入荷したパソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「外排気はコンパクトなマシンでも使いやすいですし、エルザ品質ということで安定性重視で選ぶ人もいそうです。高価でも売れるモデルですね」という。

 入力デバイスで目立っていたのは、ロジクールのBluetoothマウス「M720」だ。税込み価格は7000円強から。1000dpiの光学センサーを搭載しており、最大3台までのPCやタブレットと同時接続して、左側にある「Easy-Switch」で切り替えて操作できるのが特徴だ。

 パソコンSHOPアークは「最近は複数台のPCを切り替えて使う人は減っていますが、タブレットとの併用はむしろ増えているので、どれだけ売れるか注目しています」と期待をこめていた。

最終更新:9/26(月) 14:09

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