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法人向け名刺管理サービス市場、Sansanが約8割のシェア――シード・プランニング調査

ITmedia マーケティング 9/26(月) 19:55配信

 シード・プランニングは、クラウド型法人向け名刺管理サービスに関する市場動向調査結果を発表した。同社データベースが保有するデータやオープンデータを活用したほか、訪問取材、電話メール取材にて調査を実施した。調査対象はSansanやキヤノンエスキースシステム、ヤマトシステム開発など16社で、期間は2016年5月10日~8月10日。

 調査結果の概要は以下の通り。

●法人向け名刺管理サービスの市場は、2020年に68億円に

 法人向け名刺管理サービス市場は2007年にスタートし、2010年には8社が参入。その後、参入や撤退があり2016年6月時点での稼働企業は16社だ。

 国内全体の市場規模は2012年に初めて10億円を突破し、2014年には前年の13.9億円から大きく伸ばし20億円を超えた。毎年の伸び率は減少するが、2016年には40億円を超え、2020年には70億円弱の規模が見込まれる。

 2014年の市場拡大の要因は、業界トップのSansanの売り上げが拡大したことと、参入企業が増えたことだ。Sansanは常に約8割以上のシェアを誇っており、2016年度には大規模ユーザーの獲得を狙い、大手企業向けに「コーポレートライセンス」の提供を開始。すでに三井物産が全社導入に至るなど実績を上げている。

 

●クラウドやSFA/CRMとの連携で、広義の市場はさらに拡大

 法人向け名刺管理サービスは広く見ると、OCRビジネス、CRM、SFA、クラウドサービス、グループウェア、SNSなど多くのソリューションが関係する。今後はそれらとの連携が増え、広義の市場はさらに拡大する可能性があるという。

 2015年の法人向け名刺管理サービス市場は32.6億円だが、シード・プランニングは、2015年以降は、SFA市場の約140億円、CRM市場の約400億円、MA市場の80億円、OCR市場の約650億円のそれぞれ5~10%が名刺管理サービスに関係すると見ている。

 また同社は、SNSユーザー6500万人のうち3%の195万人が名刺管理で有料会員になる可能性があると仮定。SFA/CRMとの連携分とあわせると約197億円が見込まれ、2015年の既存市場から広義の市場は約6倍に広がるとしている。

●シェアトップ3は「Sansan」「キヤノンエスキースシステム」「ヤマトシステム開発」

 2014年の参入企業の金額シェアは、Sansanが80.8%でトップ。シェア2位はキヤノンエスキースシステム、3位はヤマトシステム開発だった。新規参入企業もあるもののトップ3社は2015年も変わらず。2年続けて3社で9割のシェアを維持している。

最終更新:9/26(月) 19:55

ITmedia マーケティング