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スペースXのロケット爆発事故、ヘリウム装置が原因と報告。11月には打ち上げ再開へ

sorae.jp 9/26(月) 11:00配信

今年の9月1日に大爆発を起こしたスペースXのファルコン9は記憶に新しいと思いますが、同社はもちろん原因解明に向けて動いています。そしてスペースXは9月23日に、「ファルコン9の爆発事故は超低温ヘリウムシステムの破損によるもの」との声明を発表しました。
 
9月1日にフロリダのケープカナベラル空軍基地の打ち上げ装置で爆発したファルコン9は、スタティック・ファイア・テストに向けて準備を行っていました。このテストは、ロケットを固定しながら数秒間エンジンを点火するというもの。しかしその最中に爆発が起き、ファルコン9だけでなくイスラエルの通信衛星「Amos-6」も失われたのです。
 
そして問題の超低温ヘリウムシステムですが、これはファルコン9の上段ロケットの液体酸素タンクに存在します。しかし、その超低温ヘリウムシステムに亀裂が発生した理由は未だにわかっていません。スペースXはX線天文衛星ひとみの破損でも行われた「故障の木解析」を行なっていますが、まだその原因が不明なのです。なお、同社は爆発の原因が「93ミリセカンド」の瞬間にあったことまでは特定しています。
 
なおスペースXは2015年の6月にもロケットの爆発事故を起こしていますが、今回の事故との直接の関係はありません。しかしどちらもが、ロケット上段の液体酸素タンクに起因しています。
 
さらに同社は爆発事故の起きた「第40複合発射施設」についても、施設自体にダメージはあったもののコントロールシステムや管理棟などには大きな影響がないことを明かしています。また、液体酸素やケロシンを貯蔵するタンクにも問題はないそうです。
 
今後11月に打ち上げを再開し、2年後にはNASAとの契約の元宇宙飛行士のISS(国際宇宙ステーション)への輸送も担当するスペースX。今回の事故についても、「原因究明を通して、我々の打ち上げ計画はより安全で信頼の置けるものとなる」と表明しています。現在かなり溜まっている人工衛星の打ち上げを順調にこなすためにも、まずは完全な原因究明が必要となりそうです。

最終更新:9/26(月) 11:00

sorae.jp

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