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女子高生探偵=「黒髪、ニーハイ、ミニスカ」? 翻訳小説の表紙はどう決まる

BuzzFeed Japan 9/26(月) 18:00配信

女子高生探偵のイメージは「黒髪、ニーハイ、ミニスカ」?

翻訳推理小説「女子高生探偵 シャーロット・ホームズの冒険」(竹書房)の表紙イラストが議論を呼んでいる。【BuzzFeed Japan / 山崎春奈】

インバネスコートと鹿撃ち帽を身に着けた黒髪の少女が、同作の主人公。シャーロック・ホームズから5代目となる探偵・シャーロット・ホームズだ。

米国で発売したティーン向け小説の翻訳版として、8月31日に上下巻で発売した同書。

日本語版の表紙では、女子高生探偵の肩書きを表すべく、黒髪のロングヘアにミニスカート、ニーハイソックスを着用している。このイラストに「原作のイメージを損ないかねない」という批判が上がった。

批判の大きな理由の1つがその容姿だ。

作中では、シャーロットは意図的にスカートではなくパンツの制服を選んでいる描写がある。「ミニスカ、ニーハイ」の造形は原作者の意図と異なる表現になっているのでは? という指摘だ。

確かに、原書“A STUDY IN CHARLOTTE”のトレーラー映像を見ると、シャーロットは通常の女子学生の制服ではなく、パンツスタイルで登場しているのが分かる。

原書の表紙ではシャーロット自身でなく、作中に出てくるモチーフがシルエットで描かれている。

原作者の反応は

作者のブリタニー・カヴァッラーロさんは9月2日、自身のTwitterで日本版の発売にあたって、表紙を収めた写真をポジティブな文面で投稿。

ファンとのやりとりの中でも「シャーロットがアニメになったら、と夢見ています」などと発言しており、投稿を見る限りでは、苦言を呈したり、抵抗を示したりする様子は感じられない。

9月18日、日本の読者のあいだで騒動になっていることを知ったカヴァッラーロさんは、あらためて以下のようにコメントした。

「議論の細かいニュアンスを汲み取るのは難しいが、翻訳者の友人の協力を得てトライしている」

「はっきりしておきたいのは、私はフェミニストであり、この作品をフェミニスト小説として書いたこと。米国でも日本でも変わらず、フェミニストたちを絶対的に支持する」

「日本で発売してくれた出版社には感謝しているし、この議論が広がった敬意を理解しようとしているところ」

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最終更新:9/26(月) 18:00

BuzzFeed Japan