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演奏し地域に恩返し 上大井祭囃子保存会

カナロコ by 神奈川新聞 9/26(月) 6:35配信

 上大井祭囃子(ばやし)保存会は25日、神奈川県大井町上大井の三嶋神社で町指定重要文化財の同祭囃子を奏でた。同保存会の発足40周年を記念した披露で、地域への恩返しと同神社への奉納が目的。参加者からは「緊張したが、これまでの練習の成果を出せた」との声が上がっていた。

 同祭囃子は大太鼓、小太鼓、笛、すり鉦(がね)で構成され、「大井よさこいひょうたん祭」など各種イベントで演奏されている。同保存会は同祭囃子を後世まで継承しようと1976年5月に発足し、現在、同町在住・出身の30~70代の男性約30人で構成。幼少期から稽古に励み、その後、同保存会に所属したメンバーが多くを占めている。

 今年、同保存会が発足40周年を迎えたのを機に、地域への恩返しの意味も込めてお披露目を企画した。同神社への奉納は初めてという。

 この日は、会員ら約25人が、地域住民らを前に緊張した面持ちで、同祭囃子を奏でた。小太鼓を担当した同町上大井の自営業、小野浩二さん(48)は「保存会に入って6年目。これまで子どもと競うように練習してきた。経験をぶつけた」と振り返った。7代目会長の宇佐美文康さん(57)は、次世代への継承に触れ「憧れの的となる保存会を目指す」と強調した。

 現在、地元の小学生約30人が同保存会から指導を受けている。同町上大井の小学4年生、高田君(9)は「笛を担当していたお父さんの姿が格好良かった。太鼓を叩いたりするのは楽しい」と話していた。

最終更新:9/26(月) 6:35

カナロコ by 神奈川新聞