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2017年トヨタWRCドライバー候補のキーマンは15歳の天才少年?

オートスポーツweb 9/26(月) 16:38配信

 来季2017年シーズンに向けて各マニュファクチャラーが新型WRカーの開発テストを加速させている状況のなか、1999年以来のワークス復帰を表明しているトヨタのドライバーラインナップが、近々発表される見込みのようだ。

【わずか8歳で雪上ドライブを行うカリの動画入り記事】

 ワークスシートに座る2名のドライバーはともにフライング・フィンとなる模様で、エースはこれまでヤリスWRCの開発テストを長らく担当してきたユホ・ハンニネン。そしてセカンドには、2014年ERCヨーロッパ・ラリー選手権王者のホープ、エサピッカ・ラッピが起用されるという。

 シーズン開幕当初は2台体制でのエントリーとなるが、第4戦以降は3台目のエントリーも視野に入れており、その際のドライバー候補には意外な名前が浮上している。

 その3人めのドライバー候補もフィンランド出身。現在若干15歳の新鋭、カリ・ロバンペッラだ。そのファーストネームが示すとおり、彼は元WRCでプジョーやミツビシのワークスドライバーとして活躍したハリ・ロバンペッラの息子でもあり、わずか8歳にして動画サイト上に公開された映像により"密かなスター"として注目を浴びた経験の持ち主でもある(次頁参照)。

 カリは最近になって、トヨタWRCチームの陣頭指揮を執るトミ・マキネンの招集を受け、ヤリスWRCのテストドライブを経験。その前週にはERCのラリー・リエパヤに参戦し、敢闘賞に相当する『コリン・マクレー・フラットアウト・トロフィー賞』を受賞している。

 もちろん年齢的にERCでは賞典外となり、同イベントで併催されたラトビアの国内選手権枠でのエントリーだったが、そのスペシャルステージではERCウィナーに匹敵するスピードとタイムをマークするなど、才能を遺憾なく発揮してみせた。

 マキネンはそのカリを地元に呼び寄せ、約40kmのテストドライブを実施。その際に、彼のマシンコントロールとスピードだけでなく、その学習速度とアプローチを見て感銘を受けたという。また15歳の天才少年も初のWRカーテストを、興奮とともに振り返った。

「十分な距離を走ったわけじゃないけど、ドライブは驚くような経験だったよ。本当に名誉なことだと思う。今は主にシュコダのR5カーをドライブしているけど、WRカーのパワーとダウンフォースはとてつもなく大きくて、慣れるのに大変だったよ。クルマが素晴らしすぎて、それをどう表現したらいいのか分からないほどだよ!」と、カリ。

 この10月に16歳を迎えるカリだが、それまでは競技参加できる場所は限られており、フィンランド国内では18歳から運転免許が交付されるため、それまでは国内戦や母国のWRCイベントに参戦することは難しい状況でもある。

 これまではFFマシンでのドライビング習熟を続け、今季からAWDマシンに初挑戦し参戦可能な東欧圏のイベントにエントリーしてきたカリ。本人としては「17歳になったら、行きたい場所がある」と言うが、これまでの競技実績と合わせてライセンスの特認などが認められれば、WRC早期デビューへの可能性も開けてくるかもしれない。

●2017年WRC「暫定ドライバーラインナップ」

フォルクスワーゲン:セバスチャン・オジェ/ヤリ-マティ・ラトバラ/アンドレアス・ミケルセン
ヒュンダイ:ダニエル・ソルド/ヘイデン・パッドン/TBA
シトロエン:クリス・ミーク/TBA/TBA
Mスポーツ:エリック・カミリ/TBA
トヨタ:ユホ・ハンニネン*/エサピッカ・ラッピ*
*正式発表前



[オートスポーツweb ]

最終更新:9/26(月) 16:41

オートスポーツweb

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