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行きたくなる刑務所「網走監獄」の秘密 ダークツーリズムのお手本に 監獄食にコスプレ、気付いたら勉強…

withnews 9/28(水) 7:00配信

 戦争や災害といった、人びとの悲劇の跡を訪れる「ダークツーリズム」。長年、日本でダークツーリズムを研究してきた追手門学院大学の井出明准教授が、先進地にあげるのが「網走監獄」だ。コスプレや監獄食など、〝堅い〟社会見学ではあまり見られない工夫が「ハードルの低さ」につながっているという。井出准教授にダークツーリズムの意義や、現地を訪れる大切さを聞いた。

【画像】リアル監獄食・監獄沢庵・監獄和牛まで…網走監獄の攻めてるグッズ

ダークツーリズム 悲劇を学ぶ・考える旅

 ダークツーリズムとは、戦争や災害など、人びとの悲劇や負の歴史が刻まれた場所を訪れることだ。

 1990年代、イギリスの学者が提唱した新しい旅の概念で、いまでは監獄・病院などの隔離施設や、稼働しなくなった産業遺産への旅にも、その考え方が広がっている。

 井出さんは、「2001年の同時多発テロ以降、欧米では、悲劇の旅を通して、自分たちの社会のあり方について考え直すようになった」と話す。

 ここ数年、「悲劇の旅」をする人たちは増えており、ポーランドのアウシュビッツ強制収容所では、来場者が10年前の3.5倍に増えているそうだ。

 日本でも、東日本大震災をきっかけに、「ダークツーリズム」という言葉が知られるようになり、現地を訪れてものを考えたいという思いが強まっていると指摘する。

 ただ、そんな悲しみの場所を「観光」することには、なんとなく後ろめたさを感じ、「ダーク」という言葉に違和感をおぼえる日本人もいる。

 しかし井出さんは、「本来、『観光』には、見聞を広めて、その地域を理解するポジティブな意味がある。日本での観光=レジャー・娯楽、というイメージは一面的なもの」と言う。

 「歴史には光と影の両面がある。産業社会の労働者の搾取や公害の発生など、影の記憶もきちんと受け継いでいかなければ」と指摘する。

網走監獄 ハードルの低さがお手本

 その記憶が語り継がれていくには、訪れる人たちを受け入れる側の工夫も必要になる。

 「予習してから来てください」と、訪れるまでのハードルを高くしてしまうと、足を向けてもらえなくなる。

 そのハードルの低さとしてお手本になるのが、北海道網走市にある博物館「網走監獄」だ。

 「ここは、囚人服を着るといったコスプレができたり、監獄食の再現が食べられたりする。まずは『楽しそう』という気持ちで訪れられる」

 広い敷地内には、実際に使われていた牢獄のほか、復元された浴場や煉瓦造りの独居房もあり、見学者が思い思いに歩き回れる。

 歴史館では、行刑の変遷や、北海道開拓のために囚人たちが苦役を担った…そんな歴史も学ぶことができる。

 「博物館から出てくる時には、すごいことを勉強したな、と感じられる。本質的な記憶や教訓が感じられる」

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最終更新:9/28(水) 7:00

withnews

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北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。