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「言語障害ではないか」と言われた 理想的バイリンガルは自然に育たない

THE PAGE 10/1(土) 10:00配信 (有料記事)

 ひとくちにバイリンガルと言ってもさまざまなレベルがあります。幼い頃から外国で生活する日本人の子どもたちの現地語の習得の早さには目を見張るものがあります。

 「やはり子どもは耳がいい」「幼い頃なら、楽してバイリンガルになれる」と思って喜んでいられるのは、最初だけかもしれません。ある一定のレベルに達すると、何の対策も講じずに自然にバイリンガルに育てるのは難しいことに気が付くはずです。外国語の習得に焦りすぎると思わぬところに生じる弊害について、東京コミュニティスクールの探究プロデューサー市川力さんが解説します。


  ペラペラは束の間 必ずさいなまれる「どちらかの悩み」とは?

 バイリンガルと言ってもさまざまなレベルがあるという話をしてきた。今回は、私がアメリカ在住時代に直面した経験から「理想的バイリンガル」になる道の険しさについて述べてみたい。

 アメリカに幼児期または小学校低学年に住むようになった子どもたちは、日常生活の中で英語に触れ、あっという間に「耳」と「会話」が英語モードになる。両親がレストランでのやりとりですらおたおたしているのを尻目に、現地の同年代の子どもたちとあっという間になじみ、ネイティブの子ども並みに英語を発する。

 「やっぱり子どもはあっという間に外国語をマスターするんだ」と思ってしまう。

 しかし、その喜びも束の間、数年たつと「どちらかの悩み」にさいなまれる。1つは、あまりにも英語になじみ過ぎ、日本語をあっという間に失いつつあるのを見て愕然とすること。そしてもう1つは、いつまでたっても英語のレベルが上がっていかず、学校の授業についていけないことである。

 私の塾の役割のひとつは、このどちらかの状態に陥った子どもたちの言語習得をサポートすることだった。

 「漢字を覚えることを拒否するし、ひらがなだけの本を読むのも大変なんです」

 「いきなり担任の先生に呼ばれて、クラスの議論にまったく参加しようとしない。言語障害なのではないかと言われたんです」本文:4,351文字 この記事の続きをお読みいただくには、THE PAGE プラスの購入が必要です。

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最終更新:10/1(土) 10:00

THE PAGE

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。