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サザンが好きで好きで「トリビュートバンド」結成したら…大当たり 癖になる、その一体感

withnews 9/28(水) 7:00配信

 「トリビュートバンド」を知っていますか?「ものまねバンド」とも「おやじバンド」とも違う、“敬愛するアーティストの音楽を、真剣に、純粋に、演奏して楽しんでもらうバンド”だといいます。先頭を走るのが「桑田研究会バンド」。人気の理由はいったい? 今年、夏フェスの聖地・フジロックでもステージにも立ったと聞き、会ってきました。(朝日新聞文化くらし報道部記者・松沢奈々子)

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動画アップ「すごい反響」

 8月ある夜の東京・渋谷のJ-POP CAFE。開演2時間前には、早くもお客さんが並び始めました。子供連れも目立ちます。お目当ての「KUWAKENナイト」は、サザンオールスターズと桑田佳祐さんを愛するメンバーによる桑研バンドこと、桑田研究会バンドが2008年の結成当初から毎月開催しているライブです。

 そもそもバンド結成のきっかけは、代表兼ボーカルのやのっち(42)が30歳の時、劇場経営の仕事が落ち着いたのを機に、ファンだったサザンのコピーバンドを始めたことでした。年2回のライブのほか、ユーチューブに動画をアップすると「すごい反響で。素人なのに、色んなイベントにお誘いいただくようになったんです」。

 気づいたのが「有名な曲を本気で演奏し、みんなで歌って盛り上がる<産業>って意外となかった」ことです。
 「その人の特徴をとらえて笑ってもらうものまねと違って、トリビュートバンドは本人になりきったショーで、お客さんがシングアロング(一緒に歌う)できる。そこがポイントでした」。

ラスベガスでは入場規制も

 海外の事例も調査します。たとえば米国はレッドツェッペリンやピンクフロイドなどをトリビュートするバンドがひしめいていました。イベントを仕切る社長に会いに行き、「どれくらいもうかるの?」とぶっちゃけて聞いたら「年間5億円くらい」という衝撃の答えが返ってきたとか。

 「ラスベガスでは朝から晩までトリビュートバンドしか出ないイベントがあって、入場規制がかかるくらい大人気。故人となったロック界のレジェンドも多く、もう見られない生演奏へのニーズもあるようです」

 一方、日本ではまだ、ものまね芸人さんなんですね、とか、おやじバンドでしょ、と言われることが多いと嘆きます。「おやじバンドは第二の青春というような、バックグラウンドのストーリーに注目されがちだけど、僕らはあくまでもプロのエンターテイナー。ドキュメンタリー性とエンタメ性という点で違うんです。おやじだけどおやじバンドではない(笑)」

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最終更新:9/28(水) 11:26

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