ここから本文です

北朝鮮の食糧不足 約70万トン=韓国政府

聯合ニュース 9/27(火) 11:00配信

【ソウル聯合ニュース】韓国の統一部は27日、北朝鮮の昨年11月から今年10月までの食糧不足量は69万4000トンと伝えた。国連食糧農業機関(FAO)と世界食糧計画(WFP)の推計として、国会外交統一委員会に提出した資料で報告した。

 資料によると、同期間の食糧需要は549万5000トンだった一方、生産量は480万1000トンと推定された。

 FAOとWFPは毎年11月から翌年10月の食糧関連統計をまとめている。

 北朝鮮の食糧不足量は2014年度(11月~05年10月)が34万トン、15年度が40万7000トン、16年度が69万4000トンと急増している。

 昨年は穀物の生産量が干ばつで減少し、肥料や燃料の供給が不足した影響も受けたとみられる。

 北朝鮮がWFPに報告した住民への1日平均穀物配給量は13年が396グラム、14年が384グラム、15年が376グラム、今年1~3月期が370グラム、4~6月期が360グラムと減少し続けている。

 14年以降、国際社会の対北朝鮮支援は増えている。国連人道問題調整事務所(OCHA)の資料によると、国際機関や非政府組織(NGO)などによる支援額は14年に3322万ドル(約33億円)、15年に3544万ドル、今年(1月1日~9月6日)は3790万ドルとなっている。

 一方、北朝鮮住民は食糧不足で苦しんでいるが、北朝鮮の特権層は子どもの教育のため、多額の費用を使って家庭教師を雇っているという。統一部は「経済的に余裕がある親は子どもの進学のため、私教育を受けさせている」と説明。北朝鮮脱出住民(脱北者)の話として、「私教育費の支出は北朝鮮通貨で月3万ウォンから50万ウォン、月1000ドルの家庭教師までさまざま」と伝えた。

最終更新:9/27(火) 11:48

聯合ニュース