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コレ1枚で分かる「サーバ仮想化の3つのメリット」

ITmedia エンタープライズ 9/27(火) 9:25配信

 サーバ仮想化による享受できる3つのメリットについて解説します。

●物理マシンの集約

【画像】サーバ仮想化の3つのメリットとは

 物理マシン、つまり機械の台数を減らすことができます。仮想化されていないサーバは、その機械が持っている能力を最大まで使うことはあまりなく、また使用率にもばらつきがあるのが一般的です。こういうサーバを束ねて集約することで、1台の機械の能力を無駄なく使えば、使用率は高まり、機械の台数を減らすことができます。

 使用率が高く、性能が低い旧式機械を使っている場合、その機械の何台分もの能力を持つ新しい機械に集約することで、台数を減らすことができます。

 使用する機械の台数を減らせば、購入費用の抑制、電気代やCO2の削減、データセンターを借用している場合は、その使用料を削減できます。

●ソフトウェア定義

 機械の設置や配線といった物理的な作業を伴わずに、サーバ機能や性能の調達、構成の変更が実現します。運用管理者は、画面のメニューやコマンドを使って設定するだけです。もちろん仮想サーバとして使おうとしている能力の合計が物理マシンの能力の上限を超えないことが前提ですが、その範囲内であれば、仮想サーバの調達や複製、構成変更は、設定だけで可能です。

 これにより、仮想サーバの調達や構成変更が柔軟、迅速に、しかも稼働中にできるようになり、運用管理業務の作業効率を高めることができます。

●ライブマイグレーション

 仮想サーバの実体は「設定ファイル」にあります。この設定ファイルにはプロセッサの能力、メモリの容量、ネットワークのアドレス番号などの仮想サーバの設定に関わる情報が書き込まれています。この設定ファイルを、サーバ仮想化を実現するソフトウェア(Microsoft Hyper-VやLinuxのKVMなど)に読み込ませると、物理マシンから必要な機能や性能を取り出し、仮想サーバを実現してくれます。

 この設定ファイルを2台の物理マシンで共有する構成にしておきます。そして、その物理マシンで稼働する仮想化ソフトウェアがお互いの物理マシンの稼働状況を監視させておくとします。もし一方が障害を起こして停止したら、一方の動いている物理マシンが、その仮想サーバの設定情報を読み出し、動いている方で仮想サーバを立ち上げてくれます。これにより、利用者は物理マシンの障害の影響を受けることなく、仮想サーバを利用し続けることができます。

 障害時ばかりではなく、保守点検で機械を停止させなければならないときなどは、この方法を利用してあらかめ仮想サーバを別の物理マシンに移動させておき、保守点検が終わったら元に戻すことで、利用者に影響を与えないで物理マシンを停めることができます。

 さらに、ある物理マシンの使用率が高まったとき、能力に余裕のある物理マシン仮想サーバを移動させれば、全体としての負荷の平準化が実現します。

 このように、仮想サーバを停めることなく移動させることも、サーバの仮想化によって実現できます。

最終更新:9/27(火) 9:25

ITmedia エンタープライズ