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新日鉄住金ステンレス、9~11月契約の国内向け線材値上げ

鉄鋼新聞 9/27(火) 6:00配信

 新日鉄住金ステンレス(NSSC)は、9~11月契約(10~12月ロール)の国内向けステンレス線材価格について、ニッケル系(SUS304)は1万5千円(約5%に相当)、クロム系(同430、410)は5千円(2~3%に相当)引き上げる。為替影響を含むニッケル、クロム原料コスト変動に伴い、独自のアロイリンク方式で契約価格を改定。特殊鋼種はニッケルなどの含有率に応じて改定する。値上げはニッケル系ベース鋼種で2014年7~9月ロール以来、クロム系ベース鋼種で15年1~3月ロール以来。特殊鋼種ではSUSXM7、同303、同316を1万5千円、同310Sを3万円値上げする。

 国内需要は主力の自動車、建築関連が堅調。海外市場は中国景気に持ち直しが見られ、「アロイ変動分の値上げは基本的に受け入れていただいている」(同社)が、需給緩和、経済成長鈍化を背景に東アジア、アセアン地域の市況水準の回復は遅れている。
 一方、急激な円高進行で受注・収益への悪影響やステンレス線材製品の輸入増への懸念が高まりつつあり、「引き続き動向を注視する」(同)方針だ。
 光製造所の棒線工場は7~9月期にフル操業となり、堅調な国内需要を背景に10~12月期もフル操業継続を見込んでいる。

最終更新:9/27(火) 6:00

鉄鋼新聞

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