ここから本文です

他人事ではない電車との接触事故による巨額賠償 「保険」で対策をしておきましょう

マネーの達人 9/27(火) 5:06配信

たまにテレビで報道されている、電車との接触事故。
「遮断機がなかったために踏切内で接触してしまった」

「自動車の運転操作を誤って踏切内に侵入してしまい衝突してしまった」
など、意外とよく耳にするのではないでしょうか。

以前には、認知症の男性が徘徊中に電車にひかれ、鉄道会社から家族が損害賠償請求されたというニュースもありましたね。

自分は気をつけているから大丈夫…

そう思っても、もし自分が、あるいは家族が事故を起こしてしまったとき、ケガをすることはもちろん心配ですが、高額な損害賠償を請求されたらと思うと、ゾッとしますよね。

鉄道会社も、遺族の感情や経済的な事情などから請求しないこともあるようですが、損害額が何億という数字になってしまうため、頭を悩ませています。

電車の人身事故をカバーする保険が登場

そんななか、今年の9月に東京海上日動火災保険から、鉄道の人身事故が起きた際に、鉄道事業者の損失を補償する保険商品「鉄道施設災害費用保険」が発売されました。

補償内容は、車両や施設の修理費、乗客の運賃の払い戻しや代替輸送費用などで、鉄道会社が任意で加入を検討する保険です。

ただ、保険料が高額になることが予想されており、現状では各鉄道会社とも様子見の状態のようです。

個人でできることとは?

では、個人があらかじめできる対策には、どんなものがあるのでしょうか?

■車に乗っているときに事故にあったら…

踏切などで自動車と電車との衝突事故が起きた場合は、自動車の運転者が加入している自動車保険でカバーすることができます。電車の車両修理費用は対物賠償から、電車に乗っている人がケガをした場合は対人賠償で補償されます。

その際、賠償金額が数億円かかるケースがあるので、自動車保険の対物・対人賠償はともに無制限としておくことをおすすめします。

■自転車搭乗中や歩行中の事故

日常生活の中で自転車に乗っているとき、あるいは歩行中に他人にケガをさせたり、他人のものを壊してしまったときには「個人賠償責任保険」が使えます。

自動車保険や傷害保険、火災保険に特約として付帯できるケースが多いため、手元の保険証券を見たら、すでに加入していたという家庭も多いのではないでしょうか。

もし、現在加入していなくても、既存契約に追加で付帯できるのであれば、万一のことを考えて、加入しておいたほうがいいでしょう。

月数百円程度コストはかかりますが、その数百円を払っておくだけで、高額な損害賠償を請求されたときもパニックに陥らずにすみます。

認知症など責任能力のない人もカバーできる

個人賠償責任保険の補償対象者は、これまで被保険者やその配偶者、同居の親族などになっていましたが、ここ最近は様々な保険会社が、認知症患者など責任無能力者の場合に限って、監督義務者や親権者を新たに補償対象者に追加しました。

そのため、心当たりのある方は、今一度加入している保険の約款や保険会社のホームページを見るなどして、対象者の確認をしておいたほうがいいでしょう。

まずは事故を起こさないよう気をつけることが最善の策ですが、万一のことを考えて、保険という手段を使ってできるだけの対策はしておきたいものですね。(執筆者:垣内 結以)

最終更新:9/27(火) 5:06

マネーの達人