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注目の「米大統領選テレビ討論会」ヒラリーVSトランプ 専門家はどう見る?

AbemaTIMES 9/27(火) 10:55配信

全米でおよそ1億人以上が視聴し、歴代の討論会では史上最高の視聴率が見込まれていると言われる大統領候補のテレビ討論会が、27日、ニューヨーク郊外の大学で行われる。

この討論会にて大統領の席を争うのは、民主党のクリントン氏と共和党のトランプ氏。1時間半にわたり討論する模様だ。現在両者の支持率はクリントン氏が僅かにリードしている状況だが、この討論会次第ではどうなるのか分からない。

討論会のテーマは3つ。「アメリカの進路」「繁栄の達成」「安全の確保」で、テロ対策などをめぐり激しい論戦が交わされる見通しだ。

クリントン氏は“仮想トランプ氏”なる相手役を立てて予行演習を繰り返している。その狙いは、トランプ氏の主張をやり込め、挑発に乗らず、“大統領にふさわしい冷静さ”を見せること。しかしながら彼女の健康問題に注目が集まっている。11日のアメリカ同時多発テロ追悼式を体調不良で途中退席した。全国民が注目するテレビ討論会中で咳き込む姿を見せれば、国民の不安を募らせかねない。

一方のトランプ氏は、クリントン氏の夫、ビル・クリントン元大統領と過去に「親密な関係」にあったとされるジェニファーさんを会場に招くと発言。陣営はその後、否定はしたが、ありえない奇抜な行動でクリントン氏に心理的な揺さぶりをかけている。

全米をあげて盛り上がるテレビ討論会。実際に2012年、オバマ現大統領とミット・ロムニー共和党候補のテレビ討論会を取材に行った、8bitNewsを主宰する堀潤氏は「若者たちが両陣営のプラカードを出して、戦っているのかというような盛り上がりを見せていた」と語る。

アメリカの現代政治に詳しい上智大学の前嶋和弘教授は今回の大統領選挙を「異種格闘技」と述べる。「政治としてというよりもエンターテイメントとして見る」から今回の討論会は過去最大の盛り上がりを見せているのだという。国民は「ハラハラワクワク」しているそうだ。

ニューヨークにて取材を行うジャーナリストの中村英雄氏は両候補について、トランプ氏は「アメリカの白人男性を代表している。すごく古くて保守的。頼りになるオヤジ」、クリントン氏については「弁護士時代の30年以上前から調べるとかなり優秀な人ではあるが、たくさんの失敗もある。」とそれぞれ評した。また民主党でも共和党でもないという人の声は少ないと語った。

気になるのは今後の日本との外交関係。沖縄米軍基地・TPPなど多くの問題が存在する中、「クリントン氏なら現状維持、トランプ氏なら何が出てくるか分からない」と前嶋氏は述べる。

テレビ討論会は3回行われるが、初回の印象がその後も影響するため、両陣営とも失敗は許されない厳しい戦いになる。

最終更新:9/27(火) 10:55

AbemaTIMES