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「フジハック2016」活況、 “ハッカソン”でSE3万人のスキル転換急ぐ富士通

日刊工業新聞電子版 9/27(火) 14:50配信

発想訓練の場で100人が熱い戦い

 富士通は共創型のオープンイノベーション活動として、このほど社内外の参加者約100人がアイデアや開発成果を競うハッカソン「FUJI HACK(フジハック)2016」を開催した。テーマは「従来産業をDisrupt(破壊)するデジタルビジネスを生み出せ!」。富士通のシステムエンジニア(SE)らに加え、異業種や地域企業からの参加者が1週間にわたる熱い戦いを繰り広げた。(編集委員・斉藤実)

 フジハックは年次イベントとして3回目を迎えた。具体的には全体を20―30人ずつにグループ分けして、それぞれ3―4人構成のチームを組織。富士通ソリューションスクエア(東京都大田区)内にあるイノベーション空間「PLY=プライ」において、4グループが2日間にわたってアイデアを出し合う「アイデアソン」を実施した。上位の優秀チームは12月初旬に開催される富士通SE部隊の最大イベント「SSコンベンション」への出場権を獲得した。

■異業種も参加
 フジハックの顔ぶれの大半は富士通グループが占めたが、最終回は約3分の1の8人が異業種からの参加者だった。「当社でも共創型の取り組みを始めたいと思って参加した」とは大日本印刷の越智由香子さん。役職はコーポレートブランディング企画開発部長。「業種が違えば発想も違うことが実感でき、おもしろかった」と感想を語る。

 蒲田の地元企業からは3Dプリンターを製造・販売するスマイルリンク(東京都大田区)が参加した。社長の大林万利子さんは「異業種交流に多数参加しているが、IT系は伸び伸びとしていて新鮮だ」と、メカ系が中心の大田区の交流会との違いを強調。「今回の経験を大田区の町工場にも生かしたい」と語る。

 異色の顔ぶれとしてスズキから、ITシステム部の若手2人も参加した。戸塚卓弥氏は「通常は検討してから手を動かすが、限られた時間(2日間)で成果を出すには考えていては間に合わないことを体感した」とハッカソン初体験に満足げ。入社2年目の三根なつこさんは「ブレーンストーミングでいろいろな方法を使っていることが分かった。ここで得たことを上司に伝えたい」と手応え十分といった様子だ。それぞれが自分の立ち位置で、何かをつかみ取っていることがうかがえた。

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最終更新:9/27(火) 14:50

日刊工業新聞電子版