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邪馬台国近くに存在?謎の「不弥国」探る 吉野ケ里公園で特別展

佐賀新聞 9/27(火) 10:22配信

 邪馬台国の近くにあったとされる「不弥(ふみ)国」をテーマにした特別企画展「邪馬台国と謎の国不弥国」が吉野ケ里歴史公園(神埼市郡)で開かれている。邪馬台国の場所推定で重要な国の姿を、数々の出土品などをもとに探っている。

 不弥国は「魏志倭人伝」の邪馬台国の経由地で奴(な)国の次に挙げられる国。邪馬台国の所在地を考えるにあたり重要な場所だが、国の特徴などに不明な点が多い「謎の国」とされている。

 企画展では、良質な石包丁を製作していた立岩遺跡のある飯塚市や交通の要衝であった北九州市周辺など、有力な候補地である福岡県北部の4地域に焦点を当てる。関連地域の遺跡の出土品を並べ、不弥国の実態を検証している。また、邪馬台国畿内説の重要地域から滋賀県周辺を取り上げている。

 来場者は土器や建物の柱、人骨など出土品に興味深く見入っていた。大分県から家族で訪れた木本裕子さん(25)は「教科書に出てくるようなものが実際に見られてすごい。九州説に期待したい」と貴重な展示物に感心していた。

 会期は11月6日まで。観覧は無料(公園入場料、駐車場料金は別)。10月9日には邪馬台国の九州説と畿内説を討論するフォーラムを開く。会場と万葉文化館(奈良県)をインターネットでつなぎ、両説の専門家が意見を交わす。

最終更新:9/27(火) 10:22

佐賀新聞