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唐津市議会議長、会議録公開請求者名を市議に漏らす

佐賀新聞 9/27(火) 10:44配信

 唐津市議会の田中秀和議長は26日、市民から委員会会議録の情報公開請求があり、請求者名と請求内容を1人の市議に漏らしていたことを公表した。市情報公開条例は請求者の情報の取り扱いについて記述はないが、田中議長は「市民の知る権利を脅かす行為だった。開示請求された方に申し訳ない」と謝罪した。

 市議会は常任委員会の会議録を公開していない。今月2日、市民から2013、14年度の総務教育委員会会議録の公開請求があり、議会事務局が開示可否の権限を持つ議長に報告した。議長は当日、同じ会派の市議に請求者名と請求内容を伝えていた。22日に請求者の代理人から議長に「請求したことが漏れている」との連絡があった。

 請求した市民は今年5月に当該市議の過去の言動について問題視し「政治倫理審査会の開催を求める」と議長に要請していた。田中議長は記者会見で「請求者から5月に申し出があった経緯もあり、また請求内容が変更しようのない会議録であったので伝えてしまった。不適切だった」と釈明した。

 政倫審開催は、議会運営委員会の各会派の代表者会議で当該市議の聞き取りなどをした結果、6月に市民に「事実が確認できない」などと回答している。

 全国では議会事務局が市議の政務活動費の使途を巡る情報公開請求を市議に知らせていたことが発覚している。田中議長は「政務活動費の情報公開については議員に報告した事実はなかった」と述べた。

最終更新:9/27(火) 10:44

佐賀新聞