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【ブラジル】違法製品による打撃 15年だけで132億レアル超

サンパウロ新聞 9/27(火) 4:17配信

 サンパウロ州工業連盟(Fiesp)が2015年を通して9分野の非合法商取引によるインパクトなどを調べたところ、盗品や密輸品、海賊版や模倣品などの違法製品の販売額は同州内だけで132億6000万レアル(約3978億円)に上っていたことが分かった。伯メディアが16日付で伝えた。

 同連盟の調査によると、電子機器などの製品の消費額の約12%を食っているこの違法製品との競争がなければ、サンパウロ州内の産業界は昨年1年間で11万1600人の正規雇用を創出することができた。これは、同連盟の試算によれば、30億2000万レアルの所得創出を意味する。

 また、違法製品の流通によって政府は28億1000万レアルの連邦税を取りっぱぐれた。この額は初等教育学校1500校、もしくは1200の病院を建設するのに十分な額だという。連邦政府だけでなく州政府も同様に、違法製品の流通によって州税25億4000万レアルを徴収し損なった。

 15年のサンパウロ州内違法製品市場の規模は、10年の67億1000万レアルの約2倍、132億4000万レアルにまで膨らんだ14年とほぼ同じだった。

 15年に最も大きな損害を被ったのはたばこ産業と自動車・自動車部品産業だった。昨年1年間の違法製品の売り上げはそれぞれ42億5000万レアル、34億9000万レアルに上った。また、市場に占める違法製品の割合で見た場合、最も大きな被害を被ったのは電子機器と玩具だった。昨年、電子機器市場は11.9%が、そして玩具市場は11.1%が、違法製品によって食われた。

 たばこの非合法売買のケースにおいては、製品のほとんどすべて、99.5%が密輸入品だ。サンパウロたばこ産業労働組合(Sindifumo)の役員、フェルナンド・ボンフィグリオ氏は、ブラジルには毎年、消費量全体の3割に相当する約300億本のたばこが密輸品として流入しているとし、それらのすべては隣国パラグアイから入ってくると指摘する。

 合法的な商品よりも低い価格、そして、失業者が増加しているこのご時世に、違法製品にかかわる商売が労働機会を提供しているとする人々の見方によって、密輸品や海賊製品は、国内産業がこれらを打ち負かすことは困難だと認識する大衆の支持を獲得した。ブラジル玩具工業会(Abrinq)のシネージオ・バチスタ・ダ・コスタ会長は「これは他の追随を許さないマーケティングだ。ある人が違法製品を購入している。警察や司法当局はそれを解決しない。密輸は回避できないものだとして我々がやろうとしていることは、価格を下げて正規の製品を提供するために規模を獲得するということだ」と話す。サンパウロ州内の非正規玩具市場の15年の売り上げは2億5850万レアルだった。

サンパウロ新聞

最終更新:9/27(火) 4:17

サンパウロ新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

うん、核融合炉を作ったよ
核融合こそ未来のエネルギー問題への答えであり、子どもにだって世界は変えられる、テイラー・ウィルソンはそう信じています。そして彼はそのどちらにも取り組んでいます。14歳の時に家のガレージで核融合炉を作り、17歳となった今、直前の依頼に応えてTEDのステージで自分の物語を(手短に)語っています。