ここから本文です

政治を見捨てた政権与党代表のハンスト座り込み

ハンギョレ新聞 9/27(火) 7:14配信

安保・民生を訴えていたが、国政監査を拒否 与党が委員長を務める常任委員会は開かれず イ・ジョンヒョン代表「議長辞任」求めハンスト 「チェ・スンシルゲート」究明は進まず

 第20代国会の国政監査が始まった26日、普段は「安保・経済危機」と「民生」を叫んでいた与党議員らは、国会と政府世宗(セジョン)庁舍、政府ソウル庁舎、最高裁判所、国防部などに設けられた国政監査場に現れなかった。北朝鮮の核実験など安保に関する懸案を扱う国防委員会、地震対策などを扱う安全行政委員会をはじめ、法制司法、未来創造科学放送通信、政務委員会では会議そのものが開かれなかった。いずれもセヌリ党が委員長を務める常任委員会だ。これらの国政監査場で野党議員は午後3時までじっと座っていたが、その後「セヌリ党は直ちに国政監査場に出てくることを強く要求する」との声明を発表して解散した。共に民主党と国民の党が委員長を務める外交統一、教育文化体育観光、農林畜産食品海洋水産、産業通商資源、国土交通の各委員会は野党議員だけが参加し「片肺」で行われた。

 その時間、セヌリ党議員らは国政監査場ではなく国会に集まり「無期限闘争」を決議した。セヌリ党は農林畜産食品部のキム・ジェス長官の解任建議案の通過を問題視し、党最高委員会議を「チョン・セギュン国会議長の辞任貫徹に向けた非常対策委員会」に変えた。イ・ジョンヒョン代表は、政権与党の代表としては史上初めて、この日午後からチョン議長の辞任要求を掲げ国会執務室で無期限ハンスト座り込みに入った。キム・ムソン前代表やウォン・ユチョル前院内代表などはリレー1人デモを始めた。野党が使ってきた手段である「場外闘争」を政権与党が始めたということだ。

 安保・経済危機をとなえ野党に国政協力を要求してきたセヌリ党は、対話や妥協を通じた解決策の模索は投げ出して、政局を極限対決へと追い込んでいる。政権与党として「政治」を放棄した様子だ。前日、キム長官解任建議案を受け入れられないと公式に表明した朴槿恵(パククネ)大統領の強硬な基調に合わせて行っている。セヌリ党のこのような強硬闘争は、野党が通過させたキム長官解任建議案を無力化させ、来年の大統領選を控え「野党出身の国会議長」と「多数野党」に押されまいとする意図と思われる。同時に、ウ・ビョンウ大統領府民政首席やチェ・スンシル氏、ミル・Kスポーツ財団疑惑などを国政監査を通じて究明する作業も無力化する効果を狙ったものと解釈されている。

 セヌリ党が「対野党闘争」を強化するなか、むしろ野党とチョン・セギュン議長が与党をなだめながら国会の正常化策を考えなければならない事態になった。チョン議長はこの日午前、共に民主党と国民の党に国政監査を2~3日延期する案を提示したが、共に民主党はひとまず国政監査を予定通り進めることにした。共に民主党のウ・サンホ院内代表は最高委員会議で「国政監査は民生を考え政府の失政を牽制する国会の権能」とし、「国民の生活の問題解決が非常に重要なだけに、解任建議案の後続措置は後続措置として、国政監査は国政監査として分離し、毅然として対処する政権与党の姿を期待する」と述べた。国民の党のパク・チウォン非常対策委員長はフェイスブックに「衝突を作るセヌリ党代表のハンスト座り込みは旧政治の最たるものだ。与党がこうなると(衝突を)解決する名分がない」と書いた。

イ・ギョンミ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:9/27(火) 8:10

ハンギョレ新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

318歳のホログラムが語るSF世界での愛の未来像
SF作家のモニカ・バーンは、人種、社会そしてジェンダーの型にはまらない登場人物たちが織り成す、豊かな世界を想像しています。このパフォーマンスにおいて、バーンはピラーという登場人物としてホログラムで登場し、人間が宇宙に移住した近未来から、愛と喪失の物語を過去の私たちに向けて発信します。「想像する未来と実際の姿の対比はいつだって面白いのです」とバーンは言います。