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中国空軍、日本沖縄付近を通過し西太平洋で飛行訓練

ハンギョレ新聞 9/27(火) 18:01配信

中国空軍機40機以上が西太平洋で訓練、自衛隊は緊急発進で対応 異例の規模…日米合同巡察への「反発」と見られる

 中国空軍の戦闘機が、史上初めて日本の沖縄本島付近の宮古島海峡を通過して西太平洋に向かい、大規模な訓練を実施したことが確認された。

 中国空軍は25日、申進科・報道官名義で声明を発表し、中国空軍所属の戦闘機40機以上が西太平洋で訓練を実施して、「様々な戦闘機が体系的に宮古島海峡を通り公海上で実戦力量をテストした」と明らかにした。韓国の統合幕僚監部も当日、資料を出して中国のH-6爆撃機4機、TU-154情報収集機1機、Y-8情報収集機1機、戦闘機と推定される2機、合わせて8機が沖縄本島と宮古島の間の海峡を通過したことを確認した。中国空軍がこの海峡を通過して西太平洋に「進出」したのは今回が初めてだ。日本の航空自衛隊は、中国空軍のこうした動きに緊急発進で対応し、万一の事態に備えた。

 中国側が「体系的」という表現を使ったのは、日本領空への侵犯など、挑発的行為はなかったことを強調するためと見られる。申報道官は、中国空軍機が偵察、早期警報、海上突撃、空中給油などの訓練を実施したとして、「西太平洋で日常的な長距離訓練と東(シナ)海の防空識別圏(ADIZ)に対するパトロールは、中国空軍が国家主権と安保を守り、平和発展を保持するために必要である」と説明した。

 しかし、「日常的訓練」という中国の主張とは裏腹に、今回の演習は、規模の面で異例のものと評価されている。宮古島海峡上空は中国空軍が太平洋へ進む数少ない経路の一つで、2013年10月、尖閣(中国名・釣魚島)を含む防空識別圏を宣布してからは、中国空軍が偵察飛行を実施してきた地域でもある。これまで西太平洋における訓練に参加した戦闘機は20機未満だった。

 中国がこの時期に大規模な西太平洋への進出訓練を行ったのは、先週、米国を訪問した稲田朋美・防衛相が、米国の南シナ海パトロールに参加する意向を示したことに対する警告と見られている。「サウスチャイナ・モーニングポスト」は26日付で、軍事専門家のアントニー・ウォン氏の分析を引用し、「日本に向けた北京の警告だ。もし、南シナ海に介入しに来たら、自分(中国)もあなた(日本)の家の前で力を誇示すること」と示したものだと報じた。

 日本の菅義偉官房長官は26日、定例の記者会見でこれと関連して「領空侵犯はなかったという報告を受けた。中国の軍用機が一種の訓練を行った可能性があるが、飛行目的について断定するのは控えたい」と述べ、慎重な態度を見せた。

 日本は最近、東シナ海上空で活動範囲を拡大している中国の軍事的動向に警戒を高めている。 2013年以降、日中両国の防空識別圏が重なるようになり、両国の空軍間には見えない緊張が高まっている状態だ。 実際、2012年には567件だった自衛隊の緊急発進回数は、2013年に810件、2014年に943件、2015年は873件だったが、今年は1000件を超えるものと予測されている。

北京東京/キム・ウェヒョン、キル・ユンヒョン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:9/27(火) 18:01

ハンギョレ新聞