ここから本文です

STCC:ボルボ・ポールスターのゴランソンが歴代最多5度目のタイトル獲得

オートスポーツweb 9/27(火) 18:00配信

 STCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権の最終戦クヌッドストープで、ポールスター・シアン・レーシングのリチャード・ゴランソンが自身5度目となるドライバーズタイトルを獲得。前戦で決まっていたチーム王座と合わせて、4年連続のダブルタイトルを決めた。

【ゴランソンがドライブするボルボ】

 ともにWTCC世界ツーリングカー選手権とのかけもちでシーズンを戦ってきたゴランソンと、チームメイトであるロバート・ダールグレンは、STCC最終戦を前に22ポイント差。この最終戦での戦いに備えて、両名ともにWTCCのエントリーを回避した。WTCCに代役エントリーしたSTCCでも元僚友のテッド・ビョークが、ボルボにWTCC初勝利をプレゼントしたその同じ週末に、タイトルをかけて万全の体制で挑むこととなった。

 9月23日に行われた予選では、セアト・ディーラーチームのヨハン・クリストファーソンがQ1、Q2ともにトップタイムをマーク。Q1で2番時計をマークしたダールグレンが6ポイントを獲得し、決勝を前に16点差まで詰めたものの、Q2ではバッテリートラブルにより下位に沈み、両セッション合算でのスターティンググリッドは2レースともにゴランソンの背後、8番、9番グリッドからとなった。

 迎えた決勝レース1は、2番グリッドからスタートしたゴランソンが手堅く順位をキープするなか、8番手から意地の走りで表彰台圏内まで追い上げたダールグレンが3位フィニッシュ。これでファイナルとなるレース2で勝利を挙げれば、逆転王座が見えるところまで持ち込んだ。

 両者9ポイント差で迎えたレース2のスタートで、ダールグレンは奇跡のロケットスタートを見せ、一気にチームメイトの背後6番手へジャンプアップ。すぐさま1コーナーでゴランソンに仕掛けると、ドアを閉められるのも構わず5番手へ。

 多発したバトルでフロントバンパーを破損し、ペースの上らないニッサン・パルサーのリナス・オーソンに行く手を阻まれるゴランソンを尻目に、ダールグレンはそこからジワジワと先行車を仕留めながら順位を上げていき、残り2周時点で2番手を走行していたビヨン・ビルドハイムに各コーナーフルカウンター状態で迫ると、わずかにコンタクトしつつもファイナルラップを前に2番手へ浮上。残すは先頭を走るダチアSEのマティアス・アンダーソンのみとなった。

 そして最後のホームストレート。フィニッシュラインで0.927秒まで迫ったものの、わずかに及ばず。ダールグレンは2位フィニッシュ。チームメイトのゴランソンは4位まで上げてゴールラインを通過し、王座はゴランソンの手に渡った。

「ついに射止めたよ! 5度目のタイトルだなんて本当にヘンな感じだ。ものすごくハードな戦いだったし言葉も浮かばないぐらいだけど、今はただただお祝いをしたい気分だ。ロバートにもありがとうを言いたい。彼は本当に偉大なチームメイトだっただけでなく、今季は最強のコンペティターでもあった」と、ゴランソン。

 一方、レース2で神がかり的なドライビングを見せたダールグレンは、目前に迫ったチャンスを逃したことに明らかな落胆を見せた。

「本当に、深く深く失望している。もう一度Q2を走れる機会があったら……。あと1ラップだけレース2が長かったら……。まったく別のストーリーがあったはずだ。残念ながらそれは実現しない話だけれど、リチャードとチーム全体におめでとうを言いたい。彼らは素晴らしい仕事をしたんだ」

 5回目のドライバーズチャンピオン、そして4年連続のチームズチャンピオンは、スウェディッシュ・ツーリングカーやTTA時代も含めて、STCC史上初の記録となっている。

[オートスポーツweb ]

最終更新:9/27(火) 18:03

オートスポーツweb