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民進県連、使途不明300万円 14年政党交付金

北日本新聞 9/27(火) 0:55配信

 民進党県連の政党交付金で、300万円余りの使途が不明であることが26日、分かった。民主党だった2014年の報告書に、ポスターなどの製作代として県内の印刷会社2社に400万円余りを支出したとしているが、両社には約98万円分の入金記録しかなかった。税金を原資とする交付金の疑惑だけに、寺崎孝洋幹事長は「少なくとも過去5年程度の報告書を調べ、できる限り早期に結果を公表したい」と述べた。

 民主党県連は2014年分の政党交付金の使途等報告書で、ポスターや機関紙、チラシの制作費として富山市と高岡市の印刷会社2社に9回にわたって計400万5620円を支払ったとしている。

 しかし、2社は関連会社で、幹部に取材したところ、入金が確認できたのは3回分の98万1720円分のみ。残る302万3900円については入金記録がなかった。この責任者は「信じがたい行為で、残念だ」と話した。

 当時の県連代表は高田一郎元富山市議で、幹事長は山上正隆元県議だった。

 政党交付金は、政党助成法に基づく公的な助成金。政治活動の自由を尊重するため使途の制限は原則ないが、同法は「税金であることに留意し、適切に使用しなければならない」として、使途の報告を求めている。

■事務所移転へ
 民進党県連は26日までに、富山市新庄町にある県連事務所を移転させる方針を固めた。入居するビルの所有者が坂野裕一前代表の親族が経営する会社で、家賃を政党交付金で支払っていたことが分かり、不適切と判断した。

 すぐに移転できるか賃貸契約を精査する必要があるほか、移転先を確保しなければならないため、時期などは未定。28日にも開く臨時の常任幹事会で対応を協議する。

 政治資金収支報告書などによると、県連は2010~14年の5年間に計約1400万円を事務所費として支出していた。

北日本新聞社

最終更新:9/27(火) 0:55

北日本新聞