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「栢野の大杉」調査始まる 加賀・山中、樹木医が傷み確認

北國新聞社 9/27(火) 2:59配信

 樹齢2300年と伝えられる加賀市山中温泉栢野(かやの)町の国天然記念物「栢野の大杉」の延命に向けた本格的な調査が26日始まった。初日は地元住民が見守る中、樹木医がロープを使って40メートルの高さまで木に登り、枝の傷みを確認した。

 栢野の大杉は菅原神社境内にある高さ約54・8メートル、幹回り約11・5メートルの巨木。1947(昭和22)年10月27日に昭和天皇が立ち寄られたことから「天覧の大杉」とも呼ばれている。

 町民でつくる栢野大杉保存会が、2014年12月に大杉が折れたことに危機感を抱き、石川県教委などを通して文化庁に調査の許可を求めていた。

 調査に先立ち、菅原神社の山下裕嗣宮司が大杉の前でおはらいをし、関係者が安全を祈願した。

 10月上旬までに樹木医5人が音響波速度測定器を使った腐朽部の解析などを行い、結果をまとめて今後の保全活動に役立てる。

 担当する樹木医西山義春さん(62)=同市片山津温泉=は「大杉がこの後何百年も生きていけるように、きちんと調査したい」と話した。

北國新聞社

最終更新:9/27(火) 2:59

北國新聞社