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ネイマールが障害を持つ相手サポに粋な計らい 感動のエピソードが明らかに

SOCCER KING 9/27(火) 11:21配信

 バルセロナに所属するブラジル代表FWネイマールが、24日にアウェーで行われたリーガ・エスパニョーラ第6節のスポルティング・ヒホン戦後に見せた行動がスペインで称賛を浴びている。

 ネイマールは、2ゴールを決めてチームの5-0の圧勝劇に貢献した同試合後、選手間や審判団との挨拶を済ませると、障害を持つ相手サポーターの下へと歩み寄り、車椅子越しに抱擁を交わすとともに自身のユニフォームをプレゼントした。この心温まる行為には、スペインの一般メディアはもとより、レアル・マドリード寄りのスペイン紙『マルカ』なども賛辞を寄せている。

 そして、思いがけない愛情にスタジアムでは涙を流したスポルティング・ヒホンのサポーターであるセルヒオ・ゴンサレス君が、バルセロナ寄りの『ムンド・デポルティーボ』のインタビューでネイマールとのエピソードを明らかにした。

 自身のツィッターにも「ありがとう、ネイマール。貴方が僕に寄せてくれた深い愛情に感謝しています」と書き込んだ22歳のこの青年は、「あれは僕にとって生涯忘れられない瞬間だった」と感動に浸りながらネイマールとのやり取りを振り返った。

「後半が始まる前だった。ネイマールが僕達のいるゾーンをじっと見つめていたので、僕はユニフォームを交換できないか問いかけるジェスチャーを送った。すると彼は、ウィンクとサムズアップ(親指を立てるジェスチャー)で応えてくれた。そして試合後、彼はピッチを後にするかに見えたが、一緒にいた妹に『もう少し待とう』と告げて座っていると、僕の下へと歩み寄ってユニフォームを渡してくれた」

 さらに、バルセロナのスタッフからもクラブのキーケースとエースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの写真をプレゼントされるという、ネイマールの粋な計らいを明かしたゴンサレス君は、いずれはバルセロナの本拠地カンプ・ノウで試合を観戦したいとの思いを寄せた。

「僕にとってバルセロナは2番目のチームだ。1番目は地元チームであるスポルティング・ヒホンだけど、その次は昔から常にバルセロナだった。僕の今の夢はカンプ・ノウでバルサの試合を見ることだ」

 ネイマールは、2シーズン前のコパ・デル・レイ決勝のアスレティック・ビルバオ戦でのヒールリフトや、今シーズンのリーガ・エスパニョーラ第4節、レガネス戦での足裏を使ったプレーなど、すでに勝負が決しているにも関わらず見せるテクニックが、敗者への愚弄や敬意の欠如に当たるのではと賛否両論を引き起こすこともある。

 だがその一方で、今月初めのブラジル代表での練習では、グラウンドに乱入した若者2人に抱きつかれて倒されながらも、逆に両者を気遣ったうえに求められた握手にも応じるなど、ファンを大切にする姿も目立っており、今回の一件もそれを裏付ける新たな逸話となったと言えるだろう。

文=北村敦

SOCCER KING

最終更新:9/27(火) 11:21

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