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上手な写真の明快な定義。プロアマの差が出る撮影前の心得

Web担当者Forum 9/28(水) 7:06配信

心得其の474

会話のピント

“>>>
私、写真が下手なんです
<<<”

行きつけのレストランで、隣の席に座った男性2人と女性1人の3人組みの声が聞こえてきます。飛び交う単語の内容から、Web関係者のようです。酒量が上がるに連れて声が大きくなり、すべての会話がダダ漏れ。機密レベルの話も飛び交い、他人事ながら守秘義務を心配します。

「写真が下手だ」という女性が、上司に写真をダメだしされたと落ち込んで見せると、すかさず男性の1人が「オレが教えてやるよ」と胸を張ります。実はカメラが趣味だと愛機の自慢をはじめ、露出やシャッタースピードといった撮影技術について、よどみなく語り始めます。

女性が「上手な写真」の例に挙げたのは、タレントのInstagramやTwitter。女性が求めていたのはスマホでもできる「上手な写真の撮り方」なのでしょう。

カメラを語った男性も、あまり写真が上手ではないと見るのは、会話のピントがずれていたから。今回のテーマは「上手な写真」について。

プロとアマの違い

本稿における上手な写真とは、「コンテンツ用」と「広告用写真」を指します。私はプロカメラマンではありませんが、広告代理店やWeb担当者として、多くの写真を取捨選択してきた経験から、「使える写真」を上手とし、「使えない」写真を下手と分類しています。

両者を分けるのは「テーマ」です。テーマとは「何を伝えるか、伝えたいか」における「何」です。なぜなら、コンテンツ用の写真の役割とは、文章を補足し印象を強化する「百聞は一見にしかず」にあるからです。

そもそも論として、テーマのない「上手な写真」はあり得ないということです。これはプロカメラマンとアマチュアの違いと言ってもいいでしょう。プロカメラマンは、テーマ(発注)に沿って撮影をしますが、アマチュアにその制約はありません。

定食のテーマとは

テーマがあっても、その理解を間違えると下手な写真になります。飲食店でありがちな、定食などを真上から撮った写真はその最たるものです。

定食の写真における「何」とは、大雑把にいえば食欲増進や好奇心の刺激であり、厳密にはそれぞれのメニューを「推す」ためのもの。「しょうが焼き定食」の写真なら、「しょうが焼き」のタレの色やツヤ、ロース肉かバラ肉といった部位の違いをビジュアルで伝え、お客に選ばれることを目指すというのが正しいテーマの理解です。

つまり「しょうが焼き」をメインに撮影しなければなりません。テーマを正しく理解すると、自ずと構図が決まってきます。

「しょうが焼き」以外を写すなといっているのではなく、どこに「ピント」をあわせるべきかという話です。ご飯、お新香、小鉢、味噌汁などは「文字情報」だけでも事足ります。

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最終更新:9/28(水) 7:06

Web担当者Forum

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