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CS300、欧州で路線実証飛行 エア・バルティックと

Aviation Wire 9/28(水) 18:36配信

 ボンバルディアは現地時間9月27日、開発を進めている小型旅客機「Cシリーズ」のCS300について、欧州内で路線実証飛行を開始すると発表した。量産初号機を引き渡すラトビアのエア・バルティック(BTI/BT)と共同で実施する。

 実証飛行に投入するのは試験2号機(登録番号C-FFDO)で、首都・リガから、ビリニュス(リトアニア)とタリン(エストニア)の周辺国のほか、アラブ首長国連邦のアブダビにも飛行する。

 同機は26日、米カンザス州ウィチタを出発。アイスランドのレイキャビック経由で、27日にリガに到着した。

 Cシリーズは座席数が130-160席のCS300と、110-125席のCS100で構成。これまでの同クラスの旅客機と比べて、燃費を20%、運用コストを乗客1人あたり18%抑えており、二酸化炭素(CO2)排出量は20%、窒素酸化物(NOx)排出量は50%削減できるとしている。静粛性の高さや窓の大きさ、シートの幅の広さ、客室内の頭上収納スペース(オーバーヘッドビン)が大型である点などの特長がある。

 エンジンは、米プラット・アンド・ホイットニー(PW)社製GTF(ギヤード・ターボファン)エンジン「PurePower PW1500G」を搭載する。CS300は2015年2月、初飛行に成功。同年6月に開催されたパリ航空ショー2015では、地上展示のほか、デモフライトで低騒音をアピールした。今年7月には、カナダ運輸省から型式証明を取得したと発表した。

 PW社のGTFエンジンは、三菱航空機が開発中の「MRJ」や、エンブラエルの「E2シリーズ」も採用している。

 CS300とCS100の部品は99%共通化しており、パイロットのライセンスも同じもので操縦できる。

 エア・バルティックは、CS300を20機確定発注済み。引き渡しは2016年10-12月期を予定している。

 CS100初号機(登録番号HB-JBA)は7月、スイス インターナショナルエアラインズ(SWR/LX)に引き渡した。9月までに2機を引き渡し済みで、400飛行、600飛行時間を達成している。10月には3機目を引き渡す見込み。

Yusuke KOHASE

最終更新:9/28(水) 18:36

Aviation Wire