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NEC、SAP Business ByDesignを活用して自社基幹システムを強化

BCN 9/28(水) 15:15配信

 NEC(新野隆社長)は9月27日、グローバル経営強化のため自社の中堅・中小規模の海外グループ会社に対して、SAPのクラウド型ERPソリューション「SAP Business ByDesign」を活用した基幹システムを順次導入・展開すると発表した。導入第一号として、NECニュージーランド社で9月にシステム稼働を開始した。

 今回の取り組みは、本社・主要拠点に導入済みのコアERP(1層目)を保持しつつ、その他拠点には柔軟性が高く短期間・低コストで導入可能なERP(2層目)を展開することで、グローバルでの全体最適を図る「2層ERP」の考え方に基づくもの。これにより、各国の法制度・商習慣やビジネス環境の変化への迅速で柔軟な対応を可能としつつ、グループ全体の基幹システムの標準化を図ることで、ガバナンスの強化や連結経営管理のスピードアップ、基幹業務の安定運用、システム運用コストの削減などを実現する。

 NECでは、組織や会社ごとに個別最適化されていた販売・経理・購買の業務プロセスを標準化するとともに、これらの業務を支える基幹システムを「SAP ERP」を用いて構築。10年から国内外の主要グループ会社に展開している。今回、さらなるグローバル経営強化のため、この基幹システムを未導入の中堅・中小規模の海外グループ会社に対して、標準化した業務プロセスを適用するとともに、SAP ERPと親和性が高く様々な要件に柔軟に対応可能なクラウドソリューションとして、SAP Business ByDesignを用いた基幹システムの導入・展開を決めた。

 具体的には、現在、中堅・中小規模の海外グループ会社が個別に導入している基幹システムをSAP Business ByDesignを用いて標準化、国内外の主要グループ会社向けのSAP ERPを用いた基幹システムとの2層構造で運用する。また、中規模拠点向けクラウドソリューションであるSAP Business ByDesignを用いることで、各国の法制度・商習慣や新規進出・M&A・市場変動など様々なビジネス環境の変化への迅速・柔軟な対応を実現する。

 NECは、今回の自社でのSAP Business ByDesignを用いた基幹システムの導入・展開やSAP ERPを用いた基幹システムとの連携・移行などに関するノウハウをモデル化し、2層ERPソリューションとして提供していく。同社では、2層ERPソリューションについて、今後3年間で300拠点への販売を目指す、としている。

最終更新:9/28(水) 15:15

BCN