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東芝、栗田工業に納入した水処理遠隔監視サービスが本格稼働

BCN 9/28(水) 15:39配信

 東芝インダストリアルICTソリューション社(錦織弘信社長)は9月27日、栗田工業(門田道也社長)に納入したIoT技術による水処理遠隔監視サービスが本格稼働し、同時にグローバル展開を開始すると発表した。

 栗田工業では、センシング技術を活用した水処理管理サービス「S.sensing」を、国内を中心に展開していたが、水処理の海外市場への対応、S.sensingによる収集データをより高付加価値にする情報サービスや、今後S.sensingの管理対象となりうる海外の水処理施設での安定した通信環境の整備と確立が求められていた。

 今回本稼働した水処理遠隔監視サービスは、東芝が永年の実績を積み重ねた遠隔監視のノウハウとIoT技術を生かし、S.sensingの対象である世界中の拠点の状態監視と設定値制御を行う。サービス利用者は、ウェブ接続環境さえあれば、世界中のどこからでも計測データと水処理の状況を把握することができる。

 具体的には、UXDの手法を採用し、重要な情報もわかりやすく、使いやすいデザインのポータル画面を水処理施設の管理者に提供する。また、フラットデザインを採用することで、操作性と視認性を強化した。Vodafone製グローバルSIM搭載のデータ収集端末は、多くの国で共通して使用・通信することが可能。さらに、暗号化技術によりセキュリティを担保しつつ、通信データ量を減らすチューニングをすることで、目標値を実現した。

 遠隔監視対象の水処理装置とデータ収集端末の間のインターフェイス、各項目の情報や監視属性の情報などを水処理装置ごとのテンプレートとして用意し、データ収集端末ごとに異なるデータを収集する事象に対応し、端末の設定を簡易化した。データ収集端末は、テンプレートを選択するだけで準備が完了し、実際の現場では、ケーブルを接続する簡単な作業だけで遠隔監視をクイックスタートできる。

栗田工業では、今後、世界30か国、約1万拠点への展開を予定している。

最終更新:9/28(水) 15:39

BCN

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