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「パクリ大国」中国ではなぜオリジナリティが育たないのか

ZUU online 9/28(水) 11:10配信

中国には魅力的なコンテンツがほとんど育っていません。世界第二の経済大国としては、その文化的影響力の小ささでは、稀有の存在でしょう。

しかし日本製の有力キャラクターはほとんど認知されています。昨今話題となったものでは、ポケモン、ゴジラ、SMAPです。逆に中国のアニメや作品を日本人はほとんど知りません。

なぜこのような状況になってしまっているのでしょうか。

■革新は「タブー」

日本には長寿企業が多いけれど、中国は目先の利益を追うだけである、という論調の記事が中国ではしばしば出ます。

つい最近も日本の長寿企業について「本業に専心しつつ、その基礎の上に絶えず新しい要素を取り入れていく。」と評価し、逆に中国企業は目の前の利益にしか関心を向けないと嘆くものがありました。

中国には社長に逆らってまで、社の将来を見据えた新しい提言をするような社員はまずいません。革新する力は働かず、社長の神通力が衰えれば会社はそれまでです。

学問の分野はさらに極端です。中国2000年にわたって古典の解釈を延々と繰り返してきました。新説を提唱するなど創造力を発揮することはタブーのように思えます。

参考URL:長寿企業が世界でも群を抜いて多い日本、目の前の稼ぎを重視する中国企業との違い
     http://news.livedoor.com/article/detail/11950567/

■偽物で十分?

中国では第三者の目を気にせず、自己主張と交渉が常に行われ、自分と一族の立ち位置を決めていきます。

目指すところは、一族の社会的な上昇、一族の長寿と繁栄しかなく、自分を大きく見せ交渉を有利に導くためだけに、立派な事務所と車、ブランド品で着飾り、バックの人脈をひけらかし、相手を取り込んでしまえばそれで成功なのです。

その結果と言うべきでしょうか、手っ取り早い偽物作りは一向に止まず、むしろ加速している観さえあります。

上海では英国チェルシーそっくりの街区を作り、浙江省・杭州市はパリそっくりの街区を作っています。

また河北省・石家荘市では実物大のスフィンクスを作り、エジプト政府の抗議を受け、今年の4月に撤去したばかりなのに6月には甘粛省・蘭州市で再び偽スフィンクスが登場しました。

偽物作りは民間の商品を超え地方政府にまでエスカレートしています。表現とはとにかく「大きく立派に見せればよい」、という思いが根付いているからなのでしょうか。

参考URL:エジプト政府とトラブった「偽スフィンクス」、中国に再び登場!=中国ネット「プライドはないのか?」「パクリは習慣」
     http://www.recordchina.co.jp/a140315.html

■日本女性は魅力的?

また現実対処能力だけに長けた中国男性にとって、日本女性の存在は、それだけで魅力的に映るようです。

何か文句を言えば100倍になって返ってくる奔放な中国女性を扱いかねている彼らには、清楚感を漂わせる日本人女性は神秘的そのものです。

そのため、日本人女性との合コン成功を指南する記事も取り上げられる事があります。もし色々と物足りなく感じている日本女性なら、是非中国へ進出してみることをお勧めします。

参考URL:日本人の彼女を作りたい中国人男子、日本の合コンに興味津々 http://news.livedoor.com/article/detail/11952012/

中国人にとって表現力とは交渉ツールの一環でしかなく、芸術の分野が膨んだりするということはありませんでした。

したがって、もうしばらくは外国産コンテンツの優位は当分続くでしょう。転機が訪れているようにも見えません。これまで通りどんどん日本製コンテンツを中国へ送り込み、中国市場を席捲して行きましょう。

高野悠介
中国貿易コンサルタント。大手量販店、上海事務所長・青島事務所長を歴任。1989年より中国貿易に携わる。2005年中国人女性と結婚。2007「中国の人々の中で」新風舎文庫、出版。

(提供:DAILY ANDS)

最終更新:9/28(水) 11:10

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