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【ドイツ】技術開発担当取締役が退任 アウディ、排ガス不正めぐり

NNA 9/28(水) 9:00配信

 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の高級車部門アウディは26日夕、シュテファン・クニウシュ技術開発担当取締役が同日付で退任すると発表した。理由は明らかにされていないが、同取締役は先に排ガス不正について知っていた疑いで職務停止になったと報じられていた。
 クニウシュ取締役は2013年にアウディのパワートレイン開発部門のトップに立ち、今年1月に技術開発担当取締役に就任したばかりだった。フィナンシャルタイムズによると、VWが排ガス規制を欺く違法ソフトウエアを開発した時期にはアウディに在籍しておらず、不正に直接関与したわけではないとみられる。ただ先の報道によると、VWが米法律事務所ジョーンズ・デイに委託して進める内部調査で、同氏が違法ソフトの使用について知りながら偽証していた証拠が見つかっていた。
 VWとアウディは共に、内部調査が進行中であることを理由にコメントを控えている。アウディでは同氏を含む4人のエンジン設計責任者が職務停止処分になっていると報じられている。なお、排ガス不正問題ではクニウシュ氏の前任のウルリッヒ・ハッケンベルク氏も辞任。ハッケンベルク氏はVWが違法ソフトウエアを使用していた2007~2013年にVWブランド車の技術開発を統括し、エンジン開発で中心的役割を果たしたとされる。
 アウディはかねて、3リットル・6気筒ディーゼルエンジンに違法ソフトを搭載していたことを認めている。ジョーンズ・デイの調査では、アウディのエンジニアが排ガス不正に不可欠な役割を果たした証拠が次々と発覚しており、VW内部ではいまやアウディが「不正の源」とみられているという。VWは内部調査の内容をまだ一切公表していない。[環境ニュース][労務]

最終更新:9/28(水) 9:00

NNA