ここから本文です

森山直太朗 活動休止期間の新たな出会いとは? 二人に憧れる

エキサイトミュージック 9/28(水) 11:15配信

 
■森山直太朗/New Album『大傑作撰』インタビュー(5)

昨年、“小休止”と称した半年の活動休止期間をとった森山直太朗。その期間は“ひと言では語り尽くせない”貴重な時間だったというが、音楽への影響もありつつ、新たに興味があるものも見つかったそう。森山らしい感性が導いたそれらとの出会いについて語ってもらった。
(取材・文/橘川有子)

始まりは“小休止”中に手に入れた山小屋

小休止の間に、ここ5年ほど前からずっと探していた秘密基地になる場所というか、山小屋を手に入れることができました。時間もたっぷりあるので、そこに篭ってリフォームに夢中になっていたんですけど、内装を変えようかというときに、こちらも以前から気になっていた“ぼろ”と呼ばれる藍染の布が似合うなと思って、そこで骨董市で探し始めるようになったんです。そうしたら、骨董市に行くこと自体も面白くなってしまって(笑)。

“ぼろ”=“BORO”は、今、欧米で話題のテキスタイル

“ぼろ”は江戸時代などに東北や四国の農村で使われていた藍染の布で、貧しいから布を何枚もはぎ合わせていたものなんです。ある意味で、貧しさの象徴のようなものでしたが、近年になって欧米で“ぼろ”がメイド・イン・ジャパンのクールな逸品として注目されるようになって。どんどん値段も高騰しているそうです。僕が見たもので数万円から高いものでは数十万円くらいはしていたかな。かつては“貧しさのかたまり”みたいに見られていたものが、今はかっこいいものとして価値を見出されている。そういう感覚がいいなと。誰かが愛用していたけど今はその人にとっては無価値になってしまった、だけど別の光をあてると他の誰かにとっては大いに価値のあるものになる……そういうものが大好きなんです。

世界の“BORO”より、変な置物は価値がある?

“ぼろ”探しがきっかけで、骨董市に通うようになったんですが、それ以上にはまってしまったのが変な置物です(笑)。たいていの人は、見た途端に「なに、これ?」ってなるようなもの。でも、たまらない。先日都内のボロ市で見つけたばかりの人形なんて、ツラがないんです(笑)。きっと考えに考えて顔だけは掘れなかったんだろうなぁとか、何とも言えない、自分にしか語りかけてこないようなものが好きですね。いろいろと思い巡らせていると、すごく気になって何度もその人形の周りをぐるぐるとしてしまうんです。すると、店主が「あれれ、気になっちゃった?」って調子のいい感じで声をかけてくる(笑)。そのやりとりもまた面白かったりします。なぜか選ぶのは二人組の置物が多いですね。僕はソロで活動しているけど、御徒町とも二人で楽曲制作をしているし、何となく憧れがあるのかもしれない。「まいったな」「まあいいや」って会話が聞こえてきそうなところもいいんです。すごく癒されますね。

最終更新:9/29(木) 10:45

エキサイトミュージック

なぜ今? 首相主導の働き方改革