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6万円を切ったカジュアルな「ブルーエア」が登場――スタンダードモデルはクラウド対応に

ITmedia LifeStyle 9/28(水) 2:04配信

 セールス・オンデマンドは9月27日、“Blueair”(ブルーエア)ブランドの新しい空気清浄機「Blue by Blueair」を発表した。あわせてスタンダードシリーズの「Blueair Classic」も6年ぶりにリニューアル。「2つの戦略的な新シリーズ」(セールス・オンデマンド第二事業本部長の小野寺英幸氏)でユーザー層の拡大を目指す。

「Blueair Classic」も6年ぶりにリニューアル

 ブルーエアは、中国のPM2.5が話題になり始めた頃にいち早く「除去できる」と打ち出し、世界的にシェアを拡大したスウェーデンの空気清浄機専業メーカーだ。同社の製品は、大きなフィルターと大型のファンで空気の清浄スピードを高め、独自の「HEPA Silentテクノロジー」で微粒子も取り除く“2段構え”が特徴。HEPA Silentテクノロジーというのは、イオナイザーでマイナス電子を放出して微粒子を帯電させ、あらかじめプラスに帯電していた特殊な3層フィルターに付着させる技術だ。

 同社のトップエンドモデルは米国家電製品協会(AHAM)が定める「CADR(Clean Air Delivery Rate/クリーンエア供給率)」で、「花粉」「ホコリ」「タバコ煙」の全項目で最高値を獲得しており、その能力には定評がある。ただ、従来のBlueair Classicシリーズは大柄な筐体(きょうたい)や価格の高さもあり、病院やオフィスなどに支持される一方で一般家庭には浸透しにくい。このため2015年にはデザインにこだわったスリムな空気清浄機「ブルーエア センス」を投入するなど、ユーザー層の拡大に注力している。

●初のカジュアルライン「ブルー」

 今回の新製品「Blue by Blueair」(以下、ブルー)は、新たに設定された「カジュアルライン」にあたる。空気清浄機としては珍しいキューブ型の筐体は、下部のほとんどがフィルター。直径30cmの大型プロペラファンで本体下部の前後左右360°から空気を吸引し、天井に向けて吹き出す構造だ。前述のイオナイザーは省略され、フィルターによる空気清浄機能に特化したモデルになっている。

 空気清浄能力は、AHAM規格の推奨フロア面積で50m2(約30畳)、日本のJEMA規格の適用床面積では782(約47畳)と大きい。8畳間なら約6分で浄化する(室内の空気が一巡)能力を持つ。「緻密に計算されたファンダクトにより、フィルターを通ったきれいな空気は余すことなく真上に排出される。部屋全体の空気を効率良く循環させる」(同社)

 ブルーには、ホコリなどの除去に特化した「パーティクル」とニオイもとる「カーボンアンドパーティクル」の2モデルが用意されているが、ハードウェアは共通だ。異なるのは付属のフィルターのみ。ニオイもとるフィルターには、約1.2kgの活性炭がプラスされており、このため本体重量も1kgほど重くなっている。価格は「パーティクル」が5万4500円、「カーボンアンドパーティクル」は5万8500円(いずれも税別)。

●IoT要素を盛り込んだ「Blueair Classic」

 一方の「Blueair Classic」シリーズは、「Blueairの丁寧なモノ作りを踏襲しながら、最新IoT要素を盛り込んだ」という。2015年の秋に発売したインテリジェントモニター「Blueair Aware」(ブルーエア アウェア)の機能をそのまま搭載し、本体にPM 2.5、VOC(揮発性有機化合物)、温度など5つのセンサーを内蔵。同社のクラウドサーバを介して専用アプリ「Blueair Friend」(iOS/Android)から空気の状態を確認したり、各種設定および操作が行える。

 一方で吸引口や吹き出し口を広げ、エアフローを効率化。室内の空気清浄スピードを18%向上させたという。ラインアップは、JEMAの適用床面積で75畳の「680i」(13万円)、同じく33畳の「480i」(9万円)、25畳の「280i」(7万円)という3機種。いずれも操作パネルをカバーで覆った新デザインを採用し、すっきりとした外観になった。

 「ハイパワー、ハイスペックながら低価格を実現したカジュアルモデルと、室内の空気環境を可視化するスタンダードモデル。2つのラインでより多くの人々にブルーエアの思想と製品を届けたい」(小野寺氏)

最終更新:9/28(水) 2:04

ITmedia LifeStyle