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大学入試用の自己PR文 現役大生ら代筆盛ん=韓国

聯合ニュース 9/28(水) 11:15配信

【ソウル聯合ニュース】韓国で大学入試の書類選考用に提出する自己PR文の代筆が横行している。自己PR文で差をつけたい受験生の心理につけ込み、名門大生や予備校講師などが高額の報酬でひそかに代筆を請け負っている。

 富裕層が多く住むソウルの江南区大峙洞に集まっている有名予備校を中心に、受験生向けの自己PR文代筆が盛んなことは公然の秘密だ。江南エリアで代筆の相場は1件当たり50万~60万ウォン(約4万6000~5万5000円)、最高200万ウォンとされる。受験生が入試の情報交換をするインターネット上のコミュニティーサイトには、「弟が名門大生から自己PR文の代筆に1000万ウォンを要求された」という書き込みもある。

 現役の名門大生が新たな高額アルバイトとして代筆するか、予備校で小論文を指導する講師が入試相談に乗りながらそれとなく勧めて代筆するケースが多い。

 韓国ではまだ教育熱が高く、子どもの入試を控えた親としては、子どもが進学を希望する名門大の現役生が自分の合格経験を基に話を持ち掛けてくれば簡単には断れない。代筆が明るみになった場合、刑事処罰を受ける恐れがあるにもかかわらず、活発に取引されている。

 成績優秀な生徒たちは高校1年から家庭教師について、自己PR文のための読書やボランティア活動にいそしんでいる。週3回で授業料は月50万ウォン程度。

 受験生や保護者の要望を受け、人気大学の合格者の自己PR文を一部抜粋して手本にさせたり全文を配ったりする高校まである。

 こうした状況に、入試の書類選考から自己PR文を外すべきだという主張も出始めた。

 ある保護者は「自己PR文は主観的な評価が入るしかなく、できる限りうまく書きたいというのが正直なところだ。経済的に恵まれている生徒は専門家から添削指導も受けることもでき、(家庭の経済状況による)バランスに問題がある」と指摘した。

最終更新:9/28(水) 15:44

聯合ニュース