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【凱旋門賞・銀メダル馬】2010年ナカヤマフェスタ 前評判を覆した二ノ宮厩舎の経験値

東スポWeb 9/28(水) 21:34配信

【凱旋門賞(日曜=10月2日、仏シャンティイ競馬場芝2400メートル):銀メダル4度 世界の頂点に迫った日本馬(連載2)】2010年宝塚記念で8番人気の低評価を覆してGI初制覇を遂げたナカヤマフェスタは、次なる目標を迷うことなく凱旋門賞に定めた。まだ日本のエースとは呼べない存在であったため、当時は冷ややかな視線さえ浴びたが、送り出す二ノ宮敬宇調教師の目線は違っていた。

「一度経験したことで今度は人が随分楽だった」

 馬ではなく、“人で負けた”と感じたエルコンドルパサーの1999年凱旋門賞(2着)。すべてが手探りだった当時とは違う。あれから流れた11年の歳月が成熟した力を陣営に宿していた。

「当時はトニーが本当によくしてくれた」

 トニー・クラウト調教師が用意してくれたのは、エルコンドルと同じ馬房だけではない。併せ馬の誘導馬や馬運車の帯同馬。勝つために必要なノウハウを蓄積した、野望に満ちた2度目のチャレンジだったのだ。

 前哨戦はエルコンドルと同じくフォワ賞から。2着に終わったが、ステップレースの結果にさほど意味がないことも、11年前に学習済みだった。

 当時、注目を浴びたのは同年の皐月賞馬ヴィクトワールピサ。しかし、英ダービー馬ワークフォースを脅かしたのは、伏兵として挑んだナカヤマフェスタのほう。アタマ差の大激戦だった。

「それでも2着…。何かが足りなかったということだろう」

 その“何か”を求めた日本馬の挑戦は、その翌年から毎年のように続くことになる。

最終更新:9/28(水) 21:43

東スポWeb

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