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SMAPの紅白出場に「期待」約4割、国民的グループ“最後の日”に願う千差万別の思い

オリコン 9/30(金) 8:40配信

 2016年も早いもので残りあと3ヶ月。歴史ある大みそかの歌の祭典『NHK紅白歌合戦』に関する話題を耳にする機会も増えてきた。例年この時期になると司会はもちろん、主役となる出演アーティストのラインアップに関心が寄せられるが、今最も注目を集めていることといえば、やはり年内解散が決まった国民的アイドルグループ・SMAPの出演の行方だろう。NHKのトップである籾井勝人会長が定例会見で熱烈オファーするなど、異例の事態が巻き起こっているが、ファンや視聴者は果たしてどのように思っているのだろうか? ORICON STYLEが10~50代の男女を対象に、「年内解散するSMAPに『紅白歌合戦』に出場してほしいか否か」について意識調査を行ったところ、【出場してほしい】(38.5%)と回答したのは約4割。この結果には、長きにわたり第一線で活躍してきた国民的グループへの千差万別の思いがあるようだ。

【一覧表】もしも出場するなら…『紅白』で歌ってほしい曲 TOP10

◆国民的な歌番組の歴史とSMAPの功績

 1951年の1月3日に正月のラジオ番組としてスタート、テレビ中継の開始にともない53年の第4回からは大みそかの歌番組として定着する『紅白歌合戦』。その年を代表するアーティストが出演し、名曲やヒット曲と共に1年を締めくくる同番組は、放送当初から高視聴率を記録。63年には大トリを白組・三波春夫、紅組・美空ひばりが務め、歴代の紅白最高の81.4%(関東地区)という驚きの視聴率を叩き出した。国民的な音楽番組として親しまれ、いつしか“紅白歌手”になることがアーティストにとってのひとつの目標であり、一流である証となった。時代の変化における視聴率の低下は否めないが、年末が近付くとエンタメ界は毎年その話題で持ち切りとなるなど、未だそのブランド力は健在だ。

 年内を持って活動休止や卒業、解散などを発表したアーティストが選出された場合は、『紅白』を“ラストステージ”に選ぶこともしばしば。YUIや絢香、レベッカ、プリンセスプリンセスなどは、それに当てはまる。SMAPはこれまでに計23回出場し、うち6回はトリを担当。リーダーの中居正広は、司会にも抜てきされ一発勝負の生放送を軽快に進行するなど、SMAPは『紅白』における功労者的な立場でもある。そういったことから、年内での解散を発表している彼らの出場の有無に、世間が騒がしくなるのは当然のことなのだ。

◆紅白を“有終の美”とすることに対するファンたちの葛藤

 現在、「今年は新曲のリリースをしておらず、十分なパフォーマンスができない」ことを理由に、歌番組への出演をはじめ、デビュー25周年を記念するライブも解散コンサートの開催も、まったくの白紙状態。ファンはもちろんのこと、長年彼らを見届けてきたお茶の間の人々にとっても寂しすぎる現実が続いている。

 そのため、【出場してほしい】と答えた人の中には、「このまま5人だけのパフォーマンスが見られないなんて嫌。最後の晴れ舞台を国民的番組で飾ってほしい」(高知/10代・女性)、「言葉はなくてもいいのでみんなに歌を届けてほしい」(愛知/50代・女性)、「解散にどんな真相があるかは分からないけど、最後くらいは5人で歌う姿を見せるべきだと思う」(三重/30代・女性)、「すごいファンではないけれど、この日が最後になるならスターの背中を見届けたい」(愛知/30代・男性)というように、複雑な思いを抱えながらも『紅白』なら国内外で多くの人が視聴することができるし、いくつもの功績を残してきた5人の勇姿を目に焼き付けておきたいという意見が目立った。

 一方で【出場しなくてもいい】と回答したのは61.5%と、半数を上回る結果に。ただ、これにはSMAPを愛するが故の理由があるようだ。もちろん、「紅白を“最後の花道”みたいにするのは、ほかの出場者がやりにくくなると思う」(神奈川/30代・女性)、「未来のある人たちに出場してもらうべき」(広島/男性・30代)といった手厳しい意見もあるが、「視聴率を取るための道具にされたくない」(神奈川/30代・男性)、「まわりに流されず、出たくないなら本人たちの気持ちを優先させてほしい」(東京/20代・女性)、「バラバラの気持ちのままでパフォーマンスはしてほしくないから」(京都/50代・女性)とメンバーを気遣っての意見や、SMAPファンを思って「最後の姿は真のファンの前で見せるべき。紅白よりもコンサートを開催してあげてほしい」(神奈川/40代・男性)という意見。また、「SMAPには今後も活躍してもらいたいと思っているから」(埼玉/50代・女性)と解散自体を望まないという声も未だに根強い。

◆紅白で歌ってほしい曲、1位は「世界に一つだけの花」

 激震が走った8月14日の解散発表以降、ファンはもちろんそうでない人も、改めてアイドルグループ・SMAPという存在について思い返したことだろう。そして、ずっと側にあったものが突然なくなる喪失感を味わうと共に、アイドルの常識を塗り替えてきた彼らの圧倒的なスター性に驚かされたという人は少なくないはずだ。今回寄せられたコメントには熱のこもったものが多く、賛否はいろいろあれど、これだけ世論を喚起する彼らはやはりスーパーアイドルなのだと感じさせる。

 ちなみに、「もしも『紅白』に出場するなら聴きたい曲」についても調査したところ、TOP3は【世界に一つだけの花】(1位)、【夜空ノムコウ】(2位)、【ありがとう】(3位)という結果に。それは『紅白』かもしれないし、別のステージかもしれないが、今後の活動の中で1度でも多く、これらの人気曲や5人のパフォーマンスが目にできることを願わずにはいられない。

【調査概要】
調査時期:2016年9月20日(火)~9月23日(金)
調査対象:計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ

最終更新:9/30(金) 8:40

オリコン