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イラン石油プラントがマルウェア攻撃を受ける

THE ZERO/ONE 9/28(水) 12:34配信

マルウェアで敵を狙うことができれば、現実の軍は必要ないかもしれない。今回はイランの石油化学コンビナートがマルウェアに感染させられた。

最近イランが、重要石油化学コンビナート2件から悪意のあるマルウェアを発見し、駆除した。注目すべき点は、8月下旬、私たちはサイバー犯罪が原因で石油化学コンビナートが出火したというイランの主張を聞いたということだ。

「石油化学ユニットの定期検査」でマルウェアが見つかり、これが実のところ「産業マルウェアの一種」であったとイラン市民防衛組織の責任者Gholamreza Jalali氏が土曜日にロイターに語っている。当然ながら、国防省は自ら問題に対処し、必要な措置が取られた。Jalali氏がイランの国営通信社IRNAと対話した際に、この件が明らかになったのだ。

またJalali氏は、これを最近イランの石油化学工場でも起こった火災に関する噂をはっきりさせる機会でもあると捉えている。2つの工場でマルウェアが特定されたが、マルウェアは休止しており、どんな形であれ火災の原因にはならなかったと彼は説明している。

それにも関わらず、このニュースは何も驚くようなことではなかった。その理由は、イランが米国やイスラエルを含む外国からのサイバー攻撃を予測していたからだ。2009年と2010年に米国とイスラエルは、悪名高いマルウェアStuxnetを使用してイランの核プログラムを密かに攻撃していた。Stuxnetはコンピューターシステムに侵入し、イランのウラン濃縮用遠心分離機に被害を与えた。

現在、国家サイバースペース協議会が最近の相次ぐサイバー攻撃について調査中である。同協議会は、8月下旬の火災がサイバー犯罪者によって引き起こされた可能性についても検討する予定だ。

参考までに、先月のBu Ali Sina製油所をはじめ、多数のイランの石油化学施設が火災に見舞われている。しかし Jalali氏は、サイバー攻撃やマルウェアの結果である火災の可能性は排除している。またイランの石油相は、石油化学プラントで起こった火災の大部分が、民営化された石油化学企業による衛生検査や安全性検査の予算削減が原因であると主張することで、噂を止めようとしている。
 
翻訳:編集部
原文:Iran’s Key Petrochemical Complexes Attacked by Malicious Malware
※本記事は『HACKREAD』の許諾のもと日本向けに翻訳・編集したものです。

HACKREAD

最終更新:9/28(水) 12:34

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