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日照不足まだ続く? 野菜高騰、遊園地客足伸びず

上毛新聞 9/28(水) 6:00配信

 気象庁は27日、台風や前線の影響で、東日本と西日本で9月中旬から記録的な日照不足が続いていると発表した。今後10日間程度は続く見通し。群馬県内では野菜の入荷が滞って値上がりが始まったり、屋外の遊園地の客足に影響が出ている。気象庁は農作物の管理などに注意を呼び掛けている。

 前橋地方気象台によると、県内の11~25日の日照時間は平年の30%以下のところが多い。このうち19~23日は全13の観測地点で日照時間がゼロだった。今後10日間程度は前線や南からの暖かく湿った気流の影響で、日照時間の少ない状態が続く見込み。

 青果物卸小売りの「八百徳」(前橋市)の大沢孝治社長(39)によると、県産品では旬のクリや天然キノコの流通量が目に見えて少ない。ニンジンは前年、卸売価格で10キロ当たり2千~3千円だったが、今年は5千円近くに高騰。レタスは雨で水分を吸いすぎて病気が発生したものもあり、先週から値段が上がり始めた。市場関係者の間で「まだ高くなる」との見方もあるという。

 大沢社長は「ここまでの値上がりは異常。雨が続いて、さらに価格が高騰すると、客足が伸びずに困る」と頭を悩ませる。

 高崎高島屋(高崎市)でも野菜の仕入れに日照不足が影響し始めている。売り場担当者によると、旬を迎えたブドウはここ4、5日間、山梨県産の巨峰やピオーネが市場で少なく「何とか確保している状態」。例年9月上旬に出回り始める北海道や岩手県産のマツタケも「ここにきてようやく並んできた」という。ホウレンソウやコマツナといった葉物野菜は値上がりが始まっている。

 県技術支援課は「長雨でハクサイや ブロッコリーの植え付けが遅れ気味。日照不足が 長引くと年末から正月に出回る 品物に影響が出かねない」と懸念する。

 前橋市中央児童遊園「るなぱあく」は9月の来園者数が例年比で3割減少した。雨で連休を含む計4日間を終日休園にしたことが響いたという。指定管理者のオリエンタル群馬の担当者は「10月にかけて秋の行楽シーズン。早く回復してほしい」と願った。

 家電量販店は、加湿器やこたつなどの暖房器具が主力になる時期。だが、ケーズデンキ前橋本店(吉岡町)では除湿機や乾燥機能の付いたドラム式洗濯機の売り上げが依然として好調という。

最終更新:9/28(水) 6:00

上毛新聞