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「三大まんじゅう」でサミット 業界活性化へ岡山・大手まんぢゅうなど

山陽新聞デジタル 9/28(水) 23:27配信

 「大手まんぢゅう」(岡山市)「志ほせ饅頭(まんじゅう)」(東京都)「柏屋薄皮饅頭」(福島県)による「日本三大まんじゅうサミット」が28日、東京都内で開かれ、それぞれの製造元がパネルディスカッションで歴史やこだわりを紹介。大勢の外国人を迎える2020年東京五輪・パラリンピックを見据え、和菓子業界の活性化に努めることを確認した。

 大手饅頭伊部屋5代目の大岸豊和社長(61)、「志ほせ饅頭」の塩瀬総本家35代目の川島一世社長(66)、「薄皮饅頭」を製造する柏屋5代目の本名善兵衛社長(61)の3人がパネリストを務め、約30人が聞いた。

 商品のこだわりについて大岸社長は、大手まんぢゅうの重量の9割を占めるあんは、北海道産小豆と特製の砂糖、全国名水百選の雄町の冷泉と同じ水脈の地下水を素材に作っていることを説明。「いいものからいいものを作るのが基本的な考え方」と述べた。

 川島社長は「機械化が進んでも、職人の技と勘に頼る手作業の工程が多い。660年の歴史があるわが社は日本のまんじゅうの元祖として、技術を継承していかねばならない立場でもある」と強調した。

 3人は、人口減少時代の経営、子どもが和菓子を食べる機会の減少といった業界の課題についても討論。本名社長は「私たちが旗振り役となり、東京五輪に向けて日本が誇る文化の発信に努めたい。最終的には、和食のように世界に認められるようになれば」と訴えた。

 サミットは、書籍で日本三大まんじゅうに挙げられたことを踏まえて3社が企画し、4月に第1回を福島県で開催。次回は来年、岡山市で開く方向で調整を進める。

最終更新:9/28(水) 23:27

山陽新聞デジタル