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同数決着なら7度目…糸井vs金子侑の盗塁王争い

ベースボールキング 9/28(水) 12:15配信

糸井のタイトルは当確

 プロ野球の2016年シーズンもいよいよ大詰め。熾烈なタイトル争いも徐々に見通しが立つようになってきた。

 デッドヒートと言えばパ・リーグの盗塁王争いだ。ここまで来てもオリックスの糸井嘉男と西武の金子侑司が53個で並んでおり、最後まで見逃せない闘いとなる……はずだった。

 ところが、金子が負傷により戦線離脱。残り2試合というところで登録抹消となり、一足早く今シーズンの戦いを終えた。トップを快走していた糸井を猛追し、ようやく並びかけたところでの悲劇...。初のタイトルは天命に任せることとなった。

 しかし、糸井も糸井で身体は満身創痍の状態に追い込まれている。残り3試合とチャンスはまだあるものの、果たして走れる状態にあるのかというと疑問。3位の日本ハム・西川遥輝とは13個の差があるため、盗塁王のタイトルは当確と言えるが、あとは単独になるか同数になるか...。すべては糸井次第となる。

同数決着なら6年ぶり7度目

 もしこのままシーズン終えれば、2010年に片岡易之(西武)と本多雄一(ソフトバンク)が59盗塁でタイトルを分けあって以来の同数決着になる。

 この年はルーキーだったロッテ・荻野貴司が前半戦をリード。開幕から驚異的なペースで盗塁を量産したが、途中で故障により離脱。その間にコツコツと積み重ねていた片岡と本多によるマッチレースとなる。

 6月が終了した時点では、本多が34盗塁でトップ。片岡は31盗塁で2位と続いていた。そこから7月終了時には40盗塁で並び、8月は本多、片岡ともに13盗塁を記録するというまさにデッドヒート。9月に入ると、片岡が59盗塁まで数を伸ばし、抜け出しかけた。

 ところが、片岡は9月20日のソフトバンク戦で右ふくらはぎを痛めて離脱。登録抹消となり、59盗塁でシーズン終了。その間に本多が差を詰めると、26日の楽天戦で盗塁を2つ決めて同数に。結局2人並んでの決着となった。

 ちなみに、過去に盗塁王を複数人で分け合ったケースは6度あるが、そのうち50盗塁以上のハイレベルな争いとなったのは2010年の1度だけ。今年はそれに次ぐ2度目のケースとなるだろうか。

盗塁王の同数決着

<1986年>
☆48盗塁
屋鋪 要(大洋)
平野 謙(中日)

<1987年>
☆41盗塁
西村徳文(ロッテ)
大石第二朗(近鉄)

<1990年>
☆33盗塁
緒方耕一(巨人)
野村謙二郎(広島)

<1993年>
☆24盗塁
緒方耕一(巨人)
石井琢朗(横浜)

<1998年>
☆43盗塁
松井稼頭央(西武)
小坂誠(ロッテ)

<2010年>
☆59盗塁
片岡易之(西武)
本多雄一(ソフトバンク)

※所属・登録名は当時のもの

BASEBALL KING

最終更新:9/28(水) 12:43

ベースボールキング