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まだGAの「滞在時間」を信用してるの? 計算の仕組みとその使い方を理解する[第15回]

Web担当者Forum 9/29(木) 7:06配信

今回はGoogleアナリティクスの「滞在時間」について説明する。

実店舗であれば、「ある人が店の入り口から入ってきた時間から出ていくまでの時間」が滞在時間だとわかる。

では、WebページやWebサイトの滞在時間は、どう測っているかご存じだろうか? アクセス解析における滞在時間は、仕組みを知らないと誤解しがちな要素だ。

結論からいうと、Googleアナリティクスの滞在時間は正確性が低く、そのまま信用できる指標ではない。それは一体どういうことだろうか。例を挙げながら、詳しく解説していこう。

この記事で学べること:

・「平均ページ滞在時間」と「平均セッション時間」の仕組みを知る
・「平均ページ滞在時間」と「平均セッション時間」をレポートで確認する

滞在時間を表す2種類の指標

まず、滞在時間には2種類がある。「1つのページごとの滞在時間」と、それらを束ねた「セッション(訪問)全体の滞在時間」だ。Googleアナリティクスでは、次の2つの指標がそれぞれに該当する。

・平均ページ滞在時間
・平均セッション時間

実店舗の例でいえば、ある場所で立ち止まって商品を見たり、カートに入れたりした時間が「ページ滞在時間」に相当する(実際には、実店舗の場合は歩いて移動している時間も考えないといけないだろうが、ここでは考えずにおく)。

それに対して、「セッション(訪問)全体の滞在時間」は、実店舗の例なら店舗に入ってからいくつかの商品を見たり買ったりして、出るまでの一連の時間を指す。

まずは、基本となる「各ページの滞在時間」から説明していこう。

ページ滞在時間は「次のページを閲覧開始」するまでの間隔

たとえば、あるユーザーのあるセッション(訪問)で、ページA→ページB→ページCという順番で3ページ見て、それぞれのページを閲覧開始した時刻が次の表のとおりだったとしよう。

ページの滞在時間は、そのページの閲覧開始時刻と次に閲覧したページの閲覧開始時刻との差を計算している。これはアクセス解析では一般的な手法で、Googleアナリティクスでもこのルールに従っている。

ここで注意すべき点がある。各ページの閲覧終了時刻は、計算に含まれていないことだ。なぜなら、Googleアナリティクスは基本的にページを表示したタイミングで「このページを見た」というデータが送られ、記録しているからだ。

上の表の例では、ページAの滞在時間が5分(17時15分00秒と17時20分00秒との差)で、ページBの滞在時間が3分(17時20分00秒と17時23分00秒の差)ということになる。つまり、次ページの閲覧開始時刻を前ページの閲覧終了時刻として代用しているのだ。

問題なのはページCだ。ブラウザのタブを閉じた、または他のサイトに移動した場合は次のページの閲覧開始時刻が存在しないので、差分を算出できない。 Googleアナリティクスでは、この「滞在時間がわからない最後の閲覧ページ」を、平均ページ滞在時間の集計対象から外すという処理を行っている。

■ 最後に閲覧したページは平均の集計対象から外される

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最終更新:9/29(木) 12:06

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