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AV強要 現役女優・香西咲「文春砲」で脅迫も 「海に沈められる…」

withnews 9/30(金) 7:00配信

 10月1日でデビュー5年を迎える現役AV女優の香西咲さん(30)は7月、週刊文春で前所属事務所社長の実名を出し、8カ月にわたる「洗脳」によってAVに出演させられたと告発した。業界人から「騒ぎ立てると危ない。東京湾に沈められることもあり得る」と、脅迫とも取れる言葉を言われるなど、告発の余波は大きかった。「文春砲」に込めた決意、その反響と将来に向けた思いを聞いた。(朝日新聞経済部記者・高野真吾)

【画像】「下着姿じゃ水着と変わらないじゃん…」支援団体が実話を元に作った性被害の啓発マンガ

規制論議に業界側から訴える

 今年3月3日、国際人権NGO「ヒューマンライツ・ナウ」(HRN)が報告書を公表した。タレントやモデルとしてスカウトされた女性が、AVへの出演を強要されている被害が相次いでいると訴えた。監督官庁の設置や新たな法整備が必要だという提言も含まれていた。

 これに対し、AV業界から猛反発が起きる。代表的な指摘が、被害者支援団体への相談件数が、毎年4千人から6千人誕生するとされる新たなAV女優に比べて、極めて少ないというものだ。「氷山の一角であり、実際の被害者はもっと多いと見るべき」というHRN側と大きな論争が起きた。

 香西さんは報告書公表の半月後、スポーツ紙「東京スポーツ」で、「法律や規制を作るのはやり過ぎ」などと業界側に立って訴えた。自ら同紙に売り込んだ。同時に、自分自身が前所属事務所社長からだまされてAV出演をすることになった過去も告白した。ただし、この時は「社長B氏」という匿名での掲載だった。

文春による20時間超の取材

 香西さんによると、この記事を契機に週刊文春とつながった。

 20時間超、社長からの8カ月に及ぶ「洗脳」や、社長に命じられた「性接待」を詳細に語った。自分の夢を実現させる過程を記した「ビジョンブック」も見せた。告発記事は、同じように社長からAV出演強要の被害にあった20代後半の女性の話をもとに、7月に2週にわたって掲載された。

 反響はすさまじかった。最初に文春記事が出た日、就寝してから目覚めるまでの6時間で、300を超すコメントが自身のツイッターアカウントに寄せられた。ネットの色々なところで、ニュースとして取り上げられた。一般紙を含むメディアからの取材依頼も急増する。

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最終更新:9/30(金) 18:40

withnews

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。