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【マレーシア】ペトロナス、カナダ事業認可も見直し示唆

NNA 9/29(木) 8:30配信

 マレーシアの国営石油会社ペトロナスが、カナダ西部ブリティッシュコロンビア州に液化天然ガス(LNG)の輸出ターミナルを建設する「パシフィック・ノースウエストLNG計画」で当局からの事業認可を受けたもようだ。ただ、ペトロナス側は現在のLNG市場を鑑み、同計画に見直しを加える可能性を示唆している。
 スター(電子版)が28日に伝えたところによると、同日、クアラルンプールで開催された石油ガス業界のカンファレンスに出席したペトロナスのワン・ズルキフリー・ワン・アリフィン最高経営責任者(CEO)は、「(ブリティッシュコロンビア州政府当局の)発表は今朝なされたばかりだ。われわれは状況をみた上で、事業を見直す意向だ」と、報道陣に対して述べた。また、「まだ詳細を確認していない」とも語った。
 カナダ事業を見送った場合には人員削減が増えるのではないかとの報道陣の質問には「コスト最適化を推進するための商機を常ににらんでいる」と答えている。
 同事業は、ペトロナス傘下のシェールガス開発会社プログレス・エナジーが供給する天然ガスを精製・液化する施設、輸出基地などを建設するもの。総事業費は360億カナダドル(約3兆7,400億円)を予定している。日本の石油資源開発(JAPEX)、中国石油化工集団(中石化、シノペック)、ペトロリアム・ブルネイ、インド国営のインディアン・オイルが、共同開発に参画する。
 ペトロナスは約3年前から同事業の開発認可を地元当局に申請しているものの、現地の環境団体や先住民団体が開発の中止を要求しており、着工のめどが立っていなかった。

最終更新:9/29(木) 8:30

NNA