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楢葉の仮設焼却施設が完成 廃棄物処理10月1日運転開始

福島民報 9/29(木) 9:43配信

 環境省が福島県楢葉町波倉に建設していた仮設焼却(減容化)施設が完成し28日、現地で火入れ式が行われた。東京電力福島第一原発事故に伴う町内の除染廃棄物、家屋解体廃棄物、津波廃棄物、片付けごみの焼却処理がスタートする。 
 式には国、町関係者、地元住民ら約90人が出席した。小林正明環境事務次官が「施設の稼働により復興の加速化に貢献できる。安全対策に万全を期し運転する」とあいさつした。松本幸英町長は「施設は町の原風景を取り戻すための大きな一歩になる。計画通りに焼却を進めてほしい」と述べた。小林事務次官、松本町長らが点火スイッチを押した。 
 施設の処理能力は1日当たり200トン。10月1日に運転を開始し、平成31年4月までに11万1千トンを焼却。32年3月までに施設の解体・撤去を終える。約4ヘクタールの敷地に焼却施設や灰保管施設などを設けた。排ガスは放射性セシウムの除去装置を2段階で設置し、安全性を確認した上で排出する。モニタリングポストは施設内外に計3カ所設けた。 
 町内には除染廃棄物などの仮置き場が24カ所あり、フレコンバッグ約60万袋が保管されている。このうち3分の1は焼却処理できるという。焼却状況を見据え、町は国に対し仮置き場の集約を求めている。 

福島民報社

最終更新:9/29(木) 11:33

福島民報